政治経済の勉強不要論
僕は色々勉強するのが好きなのですが、かなり後回しにしてきたものがあります。
それは政治経済の勉強です。
記事タイトルは目を引くために『不要論』としましたが、まぁ不要は言い過ぎだとは思います。
しかし、大人がやるべき勉強のうち政治経済の勉強は、中学生でいうところの『図工』、戦国武将でいうところの『茶の湯』みたいなもんだと思います。
要は、
中学生ならまず英数国!
戦国武将ならまず槍弓刀!
大人なら英語、プログラミング、投資だろ!
ということなんです。
もちろん図工も要らないとはいいません。
しかし優先順位として先にやるべきものが他にあるでしょうということです。
大人にとっても、もう勉強し尽くして他にやることがないって人がやるならわかりますが、そんな人なかなかいないでしょう。
では、なぜ政治経済が図工みたいなものか説明しましょう。
それは政治も経済もあなたがそれに詳しくなったところで大勢に影響もなければ、自分の生活にもほとんど影響がないからです。
あなたが政治に詳しくなったところで政局変えられますか?
こういうと、そういう考えのやつがいるから投票率が、とか言う人がいるんですが、それは詭弁だと思います。
実際僕が次の選挙に行こうが行くまいが当選者は変わらないです。
投票率自体はもっと全体論でやるべきことであって、政治経済を勉強する理由には全くならないです。
経済も同じです。
経済に詳しくなったところで豊かになりません。
これもこういうと、経済に詳しかったら投資判断に活きるんじゃないか、とかいう人いるんですよ。
僕はこれはほぼ間違いだと断言できます。
確かに経済に精通しきれば、それはたぶん正しいとは思います。
しかし、投資の世界では一応経済に精通しているとされているファンドマネージャーが運用する投資ファンド(アクティブファンド)は単に株価の動向を示すに過ぎない経済指標に連動するファンド(インデックスファンド)に7割が負けています
つまり、日本で言えばTOPIX(それ自体クソなんでおすすめしませんが)、アメリカで言えばNYダウに連動するインデックスファンドに何も考えず積立しているだけで世界に名だたるファンドマネージャーに勝ててしまうということなんです。
これに経済の知識は何も要らないです。
また、これは僕の持論ですが、何事においても中途半端な知識とか、『わかった気になる』のが一番カモられると思います。
株価は色んな要素が複雑に絡み合って決定されます。
しかし、たとえば「FRBが利下げを発表した」というニュースの意味がわかると右往左往します。
全体像が見えずに局所的に知っている情報によって投資判断していると普通は勝てないでしょう。
経済の知識があっても、あとで株価の乱高下があったときに後講釈でそれっぽい理屈がつけられるという程度の効果しかないと思います。
※とはいえ、『茶の湯』のように教養として知っておくのはいいと思います。
それでも僕は最小限の労力しか投下したくなかったので最短ルートで必要最低限の知識だけ覚えました。
以上の理由で個人の勉強の範囲では政治経済の勉強はなじまないと僕は考えます。
一方で僕が推奨している英語、プログラミング、投資の勉強はダイレクトに自分の生活に効きます。
そして相互が密接に絡んでいます。
単品でも相当旨いですが、一緒に食えば食うほどどんどん旨くなる最高のミックスだと僕は確信しています。
この機会にみなさんもぜひ始めてみてはいかがでしょうか。