ズボラ夫の男性育休 123×222日

1.23生まれの娘と始める男性育休222日の軌跡。京大出たのに専門卒の嫁の尻の下。俺のスゴさはブログで出すぜ!男性育児、男性育休、家族の資産形成、育休中の勉強法、プログラミングについて書きます。

旅行半額補助はちょっと嫌らしいかも

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さて、先週家族初めての温泉旅行に行ってまいりました。
今回の旅行は県内旅行に限り、宿泊費の最大半額支援を県がしてくれるキャンペーンを活用して行ってきました。

しかし、状況的にやむを得ないとは思いますが、若干不透明な側面があると思いましたのでそれを記載します。(旅行記は別途)

さて、今回のキャンペーンですが、階段式の割引になっていました。

階段式の詳細は割愛しますが、宿泊費15,000円と20,000円の場合は割引後どちらも10,000円と同額になるというカラクリがありました。
(1-2万円の場合は5千円割引、2万円以上は1万円割引という階段)

つまり、15,000円の宿の場合は料理や部屋をアップグレードして20,000円にしちゃったほうが得じゃんとなるわけです。

この時点で本来12,000円くらいの宿泊費のところが15,000円くらいに価格が引き上がって、その上でアップグレードしたほうが得じゃんとセールスされる可能性があるということです。

実際に旅行代理店にいって色々料金プランを見せてもらったところ、ちょうどアップグレードしたほうが得になる価格帯の宿がめちゃくちゃ多かったんですよ。

そこから料理や部屋を5,000円分アップグレードするわけですが、これも5,000円の価値分のアップグレードがされているかはブラックボックスになっています。

というわけで、まず階段式割引のせいで二重のブラックボックスが敷かれている可能性があり、さらに旅行代理店経由で申し込みさせるルールで三重のブラックボックスが完成しているわけです。

で、今回僕たちは5,000円分の料理アップグレードをし定価2万円のところを1万円の自己負担となったわけですが、泊まってみた結果どう考えても2万円分の内容だとは思えなかったです・・

料理のベース価格がいくらかわからないですが、そこから5,000円アップグレードしているわけですから、少なくとも7,000円から8,000円くらいの料理を食べてなくちゃおかしいわけです。

しかし、実際はこんな感じでした。
僕はほぼ全ての県で宿泊したことがあるくらい国内旅行が大好きマンですが、僕の持論では料理のお品書きに料理長名が入っていないところは地雷確率が高いです。

なぜなら誰かわからないバイトくんが作っている可能性が高くなるからです。

実際に今回の料理も彩りはよかったとは思いますが、並べ方さえ指導されれば僕でも同じものが量産できそうなものばかりで、味付けに手が込んでいると感じたものは皆無でした。

外食をする人はわかると思いますが7,000円から8,000円くらいの外食でこんなことはありえないです。
外食でこの内容だとかなり腹立つレベル・・

風呂や部屋の内容も考慮するとたぶん13,000円から15,000円くらいが妥当な値段なのではないかと思う内容でした。

で、じゃらんの口コミって過去の口コミの中で宿泊の内容と価格帯が表示されてるんですね。

それで、部屋食&かなり豪華な会席で初めて2万円台に乗るって感じで、スタンダードなプランは13,000円〜15,000円という価格帯でした。
僕たちの場合はレストラン食で素材はぶっちゃけそこまででもなかった(失礼)ので、やっぱり通常料金では2万円するとは思えないですね〜

実際温泉旅館では2万円の壁は結構高いものがあって、2万円を超えてくると「おっ」と思うような体験ができる気がします。

なのでここまでの僕の仮説が正しいとすると、、

13,000円から15,000円の内容を2万円の値付けで販売し、自治体から1万円補填されて、消費者は1万円支払う

つまり消費者は13,000円から15,000円のサービスを1万円で買う

という構造になっていると思います。

で、この仕組の巧妙なところは誰も損してないってことなんです。

どういうことかというと

宿・・7,000円くらい利益UP。利益でいえば3〜4倍?

客・・3,000円は得している。もしかしたら2万円の効用があると勘違いするめでたい人もいる?

行政・・市民にいい思い(一部幻想)をさせつつ観光救済の目的が果たせる

ということですね。

うーん。
ここまで考えての制度設計なら僕は称賛したい。
僕が知事なら一発OK出すレベル。

『看板に偽りあり!でも得してるからいいじゃん』が許せるかどうかってところでしょうね。

僕は腹立ちながらも申し込んじゃうタイプかも知れません。。
僕は心が狭いんで、最終的に観光の人たちが潤うならいいじゃん、とは心からは思えません。
なぜなら都合の悪い事実を隠蔽しているからですね。

これも昨日の記事に書いたグーグル勤務の頭の良い友人に話したら、階段式割引のところでカラクリに気づいて怒り爆発してました。
一体彼を騙せるアルゴリズムはなんなんだろうか。

※ところで・・

昨日アムウェイの記事は結構アクセスが多かったです。
みんなアムウェイみたいなネタ大好きなんやな(笑)
僕も大好物です。
また誰か僕のところにセールスしにこないかな。