ズボラ夫の男性育休 123×222日

1.23生まれの娘と始める男性育休222日の軌跡。京大出たのに専門卒の嫁の尻の下。俺のスゴさはブログで出すぜ!男性育児、男性育休、家族の資産形成、育休中の勉強法、プログラミングについて書きます。

答え合わせ【ワイシャツ編】

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先日のポテンヒット投資練習の答え合わせです。
前回の記事見られていない方でも僕の過去の武勇伝を劇画風に書いてみましたので読んでみてもらえるとうれしいです。

問題

問題はこちら。

とある紳士服売り場でこのようなワイシャツの同時購入のセールをやっていました。

同時購入をした場合、それぞれ次のような割引を受けることが出来ると書いていました。

2枚目は1,000円引き
3枚目は2,000円引き
4枚目は3,000円引き
以降続く

Q.どのような点がポテンヒットになっているでしょうか。
また、僕は条件を明確にするために1つ店員に質問をしました。それは何でしょう。

さてみなさんわかったでしょうか。

コメント欄を見ると正解された方もいらしゃるようでした!

答え

答えは、"買えば買うほど安くなる仕組みになっている"ということです。

解説

問題をカンタンにするためにワイシャツの値段は一律5000円だったとしましょう。
そうすると各ワイシャツの値段は次のようになるわけです。

1枚目 5,000円
2枚目 4,000円
3枚目 3,000円
4枚目 2,000円

このように値段がどんどん下がっていくわけです。
もうお分かりかと思いますが、これを続けるとこうなります。

5枚目 1,000円
6枚目        0円

え??0円!?

つまり6枚目以降ずっと0円になるわけです。
ここまでの会計合計は15,000円です。

つまりこの店に売っている全てのワイシャツを買ったとしても15,000円で済むことはまず確定しました。

問題はさらにここからです。
これを7枚目以降続けるかどうなるのでしょうか。
計算上は価格がマイナスになります。

そこで僕はなにげない感じで店員さんに訊ねました。

ぼく「これって安いワイシャツとかで割引のほうが本体価格を上回っちゃったらどうなるんでしょうか?」

店員「合計金額から引かせていただくんで気にしないで大丈夫ですよ(スマイル全開)」

(守りたいその笑顔。できないけど)

ぼく「わかりました〜ありがとうございました」

ぼく「じゃ、この店にある◯◯サイズのワイシャツ全て持ってきてください」

店員「??(スマイル消滅)」

そうです。
この計算はこのまま続行するというのが店員の答えでした。
つまりワイシャツ100枚目は99,000円引きです。
1000枚目は990,000円引きです。計算上は。

11枚買うとちょうど会計は0円ちょうどになります。

100枚買うと会計はマイナス450万円になります。
計算上は450万円お店からもらえることになるわけです(ありえねーけど)。

これ、ポテンヒット投資の記事でも書いたジェイコム誤発注事件で6億円稼いだデイトレーダーのcisさんが本でこんなことを書いていました。

ここで大儲けしすぎると全てをなかったことにする強権発動されないかを心配したと。

つまり、あまりやりすぎると

豹変した店長「すいませーん!急で申し訳ないですが、条件間違っていたんで変えますね〜」

と居直られる可能性があるわけです。

ということでギリギリ相手が許容できる範囲で留めないとちゃぶ台返しがありえるわけです。
なんといってもこちらはバックグラウンドを持たないザコですからね。

というわけで、まずは自分にフィットするサイズの枚数を確認し、合計金額を計算することから始めたわけです。
自分に関係のないサイズのワイシャツにまで手を出すとさすがに購買行動から逸脱し過ぎてちゃぶ台返しのリスクが高まりすぎます。

サイズに合ったものを持ってきてもらう間に11枚くらいでほぼ0円になることは携帯の電卓で計算しました。
なのでギリギリ居直られないのは9枚か10枚くらいかなと考えました。
これだと会計が5000円から9000円くらいになります。

持ってきてもらった枚数は20枚くらいありました。
これだと多すぎます。

次はここから10枚に絞る作業をします。
とりあえず好みに合うものを選定しました。

それを吟味しているあいだ、おそらく店員の誰かが僕の意図を察したみたいで全ての店員が代わり代わり近づいてきて遠巻きに僕のことを眺めています。
視線が痛い・・

最終的に8枚くらい選んでレジに持っていきました。

さっきの店員「お待たせいたしました〜(笑顔消滅)」

レジを打つ指が震えていました。
なんてったって途中から会計金額が減っていきますからね。

合計金額は7000円くらいでした。
さっさとクレジットカードを切りました。

帰り際に店員さんが

店員「このセールはすぐ辞めることにします・・」

ぼく「辞めたほうがいいですね。相手が相手なら根こそぎ持っていかれますよ」

そう言い残して僕は去りました。
そのあと色々買い物をして帰るときに同じ店の前を通るとすでにセールの案内は全てなくなっていました。

まとめ

残念ながらポテンヒット投資がなくなった瞬間です。

こちらの記事に書いた5パターンでいくと、今回のはパターン4の"サービス自体の欠陥"と言って良いでしょう。

 

つまり、サービス自体にどでかい穴が空いていて、それを運営している側が気づかなかったということです。
したがって、それに気づいた瞬間に即閉じたというわけですね。

これまで繰り返し見てきたようにポテンヒット投資には先行者利益しかありません。
なので、誰か親切な人が”こんなんあるよ”みたいなことはほぼないです。

自力発見しかないということです。
それを見つけるように眼を養うこと、そして甘い話のウソを見破ること、この2つが大事なことですね〜!