ズボラ夫の男性育休 123×222日

1.23生まれの娘と始める男性育休222日の軌跡。京大出たのに専門卒の嫁の尻の下。俺のスゴさはブログで出すぜ!男性育児、男性育休、家族の資産形成、育休中の勉強法、プログラミングについて書きます。

【上京組へ】本当にいいの?東京就職

私は地方大を出て東京就職をしたが、これは田舎でしか過ごしたことのなかった自分にとっては大きな財産にもなったし、間違いだったとも言える。

もちろん誰しもそうだというつもりはない。
ただ、十分な下調べもせず、なんとなく周りに流されたり見栄で東京に出てしまった感があるので、それだけはないようにしてほしいという気持ちでこれを書こうと思う。

 

 

10年以上前の話になる。

就活は華々しい大手企業からの求人で溢れていた。
今はどうか知らないが、一流企業の名前を大学構内でもよく耳にした。

 

そういう中にいると自然とみんな東京志向になっていく。
これが集団思考の怖いところだ。

 

 

では実際に東京に就職してみてどうだったか。

 

東京で働くメリットについては色んなところで聞くとは思うので、自分はその反対側についてあえて書こうと思う。
※あくまで個人の感想だし、もちろん自分にも楽しいことはたくさんあった(最愛の奥さんも見つかった)し、辛さが楽しさに見合っている人もたくさんいますよ!

 

 

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【感情をなくすほどに生きやすくなる矛盾】

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満員電車に乗るにも、混雑する道を歩くにも他人のことを気にしていては疲れ切ってしまう

満員電車では率先して体勢を維持しやすいわずかな空きスペースに移動し、周りがどけよと言わんばかりにホームを直進するほうが遥かに生きやすい。

 

最初のころは周りの人に苦痛を与えないか気になっていたが、それを気にしなくなったほうが正直過ごしやすかった。

 

環境に適応するのが進化だというが、これは進化なのだろうか。

 

 

 

 

【生命の危機を感じる】

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何回か生命の危機を感じた。

最初に感じたのは3.11のとき。

 

あのときは半月くらい電車も寸断で動かず停電もあったり、メルトダウン放射能影響がある話があったり世紀末感が半端なかった。

 

何が怖いかと言うと、何かヤバイことが起きたとしてもあの大量の人をどこかに移動する方法もなければ、移動したら首都機能が死ぬということが見て明らかなことだ。

 

 

最近でも台風のときの駅の行列がニュースになっていた。

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こんなのおかしいって。

 

 

【走るのを辞めたら退場不可避】

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ハムスターが走るやつみたいな生活。

息をしているだけでも金がかかるので、収入が途絶えた瞬間に退場を余儀なくされる。

 

止まると死ぬ

 

という気持ちで過ごしていた。

 

 

【1000円出す飯に当たり外れが多い】

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東京は日本で一番おいしいものが揃っている。
ただし、めちゃくちゃ高い金を払うか、死ぬほど待つかのどちらか

 

普通のリーマンにはそのどちらもムリだから1000円くらい出して食うわけだが、この1000円くらいの飯にとんでもない当たり外れがある。

 

適当に飯屋に入るくらいなら松屋吉野家かファミレスに行ったほうが圧倒的に安全という。

ご飯好きの自分としてはこれは辛かった。

 

 

【華々しい仕事じゃない人も多い】

就活のとき自分も色々な企業の説明会にも参加したし、実際にその企業に就職した友達もたくさんいたが、そのときに聞いたような華々しい仕事をしている人ばかりでない。

そのギャップに苦しみ、辞めていく人を見るのは本当に辛い。

 

 

【嫁さんの故郷が遠いと何かと大変】

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東京で出会った人と結婚をすると、お互いの故郷が近いということのほうが珍しい。

付き合っているときだとあまり気にならないが、結婚してからとなると色々大変。

 

子どもできたとなるとどっちに行く顔を見せるかだけでも一苦労しそうだ。

 

あとは将来の介護とか家が遠いとそれだけで金がかかりそうで今から目をそむけている。

 

 

以上です。

 

もちろん東京でしかできないこともたくさんある。
実際に世の中の成功したと言われる人の大半は東京での実績だろう。

 

 

一方で東京から退場している人は目立ちはしないもののその何倍もいることだろう。

 

 

自分の場合はいくつかの理由が中心で東京での暮らしは厳しかったが、とはいえ自分は一度は東京に行ってよかったと思っている。
(行かなかったら行かなかったで後悔していると思う)

 

自分は新卒の身軽な状況で上京したので、通勤が辛すぎると思ったときには都心に住む経験もしたし、都心に住むことによって見えたこともある。

 

最先端のものにふれ、常に日本の中心にいる感覚というのは決して嫌なものではなかった。

 

東京に行くなら厳しい現実も覚悟して行ってほしい、それが僕の願いです。