【子育てブックまとめ】お父さんのための子育ての教科書
すでに今年に入って読んだ本は70冊を超えています。
我ながらなかなかのペースです。
とはいっても読んだ本の内容を覚えていないことも多いので、「これは!」と思った本についてはブックレビューという形で皆様にも提示しながら、自分の知識定着も図るという"一粒で二度美味しい"コーナー始めていきます。
1冊を2000文字くらい、5分くらいで要点が全部わかるレビューを目指します。
よろしければ反応ヨロシクお願いします!
今回の選書
今回ブックレビューするのはこちら。
「お父さんのための子育ての教科書」七田厚
2019年11月発売
作者は幼児教育専門・七田チャイルドアカデミーで有名な七田厚氏。
ご自身の子育て経験と指導経験を踏まえ、子どもの能力の特徴や育て方、父親の関わり方、英語教育に最適な方法などが書かれています。
僕自身早期教育への不安や期待もあったのが、かなりクリアになりました。
特にいわゆる"勉強"だけでなく人間力の向上をベースにしているのがとても信頼できました。
我が家では早速読み聞かせや語りかけを実践し始めました。
それでは始めていきます。
子育てのゴール
- ひとりで生きる力をつけること
- 子育てを通じて親自身も成長する"育自"を目指す
子どもの能力
- 6歳までにほぼ能力、性格は決定される
- 意志の強さや我慢強さなど人間としての基本は3歳頃までにほとんど身につく
- 赤ちゃんの脳は親からの言葉かけによって発達し同時に心も豊かになる。
- 幼児期は脳が劇的に発達する時期。その時期に適切な働きかけをし生まれつき備えている才能や可能性を引き出すのが早期教育。
- 右脳が柔軟な幼児期に適切なインプットを行い子どもが本来持っている力を引き出せるようのの土台作りをしていくことが目的。
- 創造力には豊富な知識を記憶しなければならない。右脳の働きが非常に優位な乳幼児期に記憶のトレーニングをしておくと記憶に向いた脳が出来上がる。
知識を詰め込むのではなく、記憶するのが得意な脳を作る。 - それも親から子どもへの無条件の愛情なしにはかなわない
子どもへのスタンス
「愛・厳しさ・信頼」を実践すれば子育てはうまくいく。
悪いことは悪いと叱るダメなことはダメだと教えるそれが厳しさ。
意志の強さや我慢強さなど人間としての基本は3歳頃までにほとんど身につく。
しっかりと愛を伝えていれば厳しく叱っても大丈夫。
子どもの成長と個性を無視して勝手な願望を空けた子育てをすると本来持っている可能性が能力が封じこまれるので注意。
- 愛を注ぎすぎるということはない
- 子どもの無限の能力に全幅の信頼を置いて愛情いっぱいに育てる
- 子どもを所有物として支配するのではなく対等な一人の人間として見分ける
- 子どものあるがままを見て存在を認めそのことをしっかりと伝える
- 子どもに完全を求めるのはやめる。できないことがあっても当たり前と思って気にしない
愛情のかけ方
0歳から3歳までの乳幼児期に愛された記憶はその人の潜在意識にしっかりと刻まれ一生の支えになる。
乳幼児期に親の愛情たっぷりもらった子どもは情緒が安定し、自分自身を大切にすること、人を愛することができるようになる。
- 生きた言葉は人に自信をつけ意欲を高める
- お父さんとお母さんはあなたのことを信頼しているよと言葉にして伝える
- 褒めることで子どもは力をつけていく(目標は1日5回)
- 手伝ってくれたら出来がどうであれ感謝を伝える。感謝をされると褒められた時と同様に自分の存在が認められたと感じて自己肯定感が高まり、またやろうという意欲が高まる
- 悪いことは悪いと叱るダメなことはダメだと教えるそれが厳しさ
能力の伸ばし方
3歳6歳10歳が脳の発達の節目。この節目を意識した教育が重要。
早いうちから教育した方がいいのはその方が親子共に楽でストレスが少なくて済むから。
教育で大切なのは0歳から6歳。そしてより0歳に近い方が大きく伸びる可能性が高い。
次のようなことをすると6歳までに思考力や理解力がグングンと発達する。
- 言葉かけをしてたくさんの言葉に触れる。
- 読み聞かせをする。本をひとりで読むようになったら子育ての半分は終わりと思っていい。生後1ヶ月半くらいからは美しい詩を読んであげたりに3ヶ月頃からは絵本の読み聞かせを日課にする。
- パソコンやスマートフォンは情報が一歩通行だから帰って発達には邪魔
- 「なんで?どうして?」には誠実に答える。分からなければ一緒に調べる
- 意味を分からず覚えたって構わない
父親の育児への関わり方
父親が育児に関わった子どもは言語能力に優れ自尊心が強く問題行動を起こしにくい。
子どもは誰しも父親に認めてもらいたいという欲求を持っている。
父親に認めてもらった子ども明るく素直な心を持った人に成長する。
夢は自分らしく生きること、志は社会に貢献すること。
その素晴らしさを小さい頃から教える。
- 心に残る生きた言葉でエールを送ること
- 1日3分でもいいから愛情を言葉にして伝える
- スキンシップ・笑顔で見つめる
- 顔を向けて話を聞く
- 一緒に遊ぶ。ただ漠然と遊ぶのではなく遊びを通して子どもが成長できるように工夫する
- 子どもにいろんな経験をさせるために父親もチャレンジ精神を持って視野を広げる
- 子どもが何かに興味関心を示したらとことんやらせてあげる
英語教育
人間の脳には生まれながらにして言語習得機能が備わっており、環境さえあれば無意識に言葉を身につけることができる。
英語はなるべく早く是非0歳1歳から始める。
5歳までに聞いたことのない音は聞き分けられなくなり、この機能は6歳で役割を終えスイッチをオフにする。
- 1日約1時間英語の CD を流しておくだけでも構わない。
- 最初は理屈抜きに大量の単語をインプットする
- 半年から1年ほど経って適当な時期が来たら童話物語詩子ども向けからなどの英語 CD を繰り返し聞かせて暗記させる
- 子どもが英語を楽しいと思うことが重要
こうして英語を聞き取る耳を育てると聞いた言葉が口から自然と飛び出すようになる