物理学の真理を日常生活で活かしてみる

僕は元々物理学者を目指して京都大学に進学しました。
受験のときまでは物理には絶対的な自信を持っていましたが、入学後に踊りながら黒板まで行って教授の間違いを指摘して踊りながら席に戻ってくるような同級生を見て自分の才能のなさを感じて諦めましたが・・
(ちなみにバレリーナの回転しながら進むやつの動きだった)
しかしこの物理という科目。
かなり嫌いだった人も多いのではないかと思いますが、僕はこれほど面白い科目があったのかというくらい性に合いました。
一番おもしろかったのは人間の感情のような曖昧さが全く無いところ。
そして宇宙まで到達するような美しさがあるんですよ・・
でも一方で人間くさい動きもする、みたいなところですかね。
物理現象には色々ありますが、世の中の物理現象は次の2つに要約されることが多いです。
- 安定した状態にいきたくて仕方ないタイプ
- 安定した状態から離れたくて仕方ないタイプ
たとえば、水と油。
水と油は混ぜてぐるぐるしても時間が経てばくっきりと分かれます。
この水と油にとっては安定した状態にいきたくて仕方ないので時間とともにその状態に近づくわけです。
あとはシーソーとか。
シーソーもいくら傾けても時間とともに水平な状態に戻ります。
一方でガス。
空気中にガスを放出したら一箇所に固まるどころかてんでバラバラの方向に離散していきます。
一度放出したら二度と集まってはくれません。
このように色んな物理現象もこのどちらかの性質を持っていることが多いわけです。
でも考えてみてください。
この2つの特徴って人間にも当てはまりませんか。
安定大好き公務員!の人もいれば、型にはまるのがイヤでバックパッカーな人もいますよね。
人間も考えてみれば原子の集合体。
そうすると物理法則の中にいてもおかしくないのか〜?とか考えると夜も眠れません。
このように人間社会にも当てはまるのではないかという仮定をおいて日常生活を送ってみると意外に役に立つことに気がつくのです。
たとえば株価の動き。
株といえば誰もが自己利益を求めて行動し、最も人間くさいドロドロした面が噴出しているわけですが、それでも誰かが糸を引くかのように安定した価格に向かっていきます。
あ、モノの値段は1のタイプか、と覚えておきます。
次に仕事。
仕事というのは時間が経てば経つほど複雑化していくと誰か偉い学者が言っていました。
確かになんかそうなるんですよねw
どんどん散らかっていっちゃう。
マニュアルなんてしまいにはマニュアル解読のためのマニュアルまで出てきたりするw
あ、仕事はとっ散らかっていくタイプなので2のタイプかと思うわけです。
あとは電化製品なんかもほっとくとどんどん複雑化していきます。
こんな機能いらねーよ!みたいなものが満載になっていく・・
あとは部屋なんかもきちんと物を整頓しておいてもどんどん散らかっていく方向に行きます。
こういう風に日常起こる色んな現象を1のタイプか2のタイプか意識して見ることがまずは大事。
その次に何か起きたときに今どこの状態にいるかを確認してみましょう。
たとえば1のタイプならズレたときやがて戻ろうとします。
2のタイプなら散らかっていきます。
今どちらのタイプでどの位置にいるのか確認するわけです。
ではこの確認する意味はなんでしょうか?
それはときにその流れをせき止めるためです。
たとえばアップル創業者のスティーブ・ジョブズはどんどんと複雑化するスマートフォンを見て、一気に色んな機能を捨て去ることでiPhoneを発明し、大ヒットさせました。
製品はほっとくと自然と複雑になっていくわけですから、むしろ人間が介入する価値があるのは逆の方向に転換させるときなのです。
(もちろん常に逆に行くのが正しいわけではないのは某野党が示している通り)
そのためにはこれがどちらのタイプで、今どこにいるか?がわかっていないとできないわけです。
こういう風に物理法則を学ぶと日常生活も豊かになる、かも?
今からでも興味があれば勉強してみてはいかがでしょうか。