ベビーカーを押すようになって気づく段差のつらさと認知の限界
最近ベビーカーを押して移動するようになりましたが、段差ってホントに厄介です。
僕たちはクルマ移動→駐車場→屋内というパターンなのですが、この駐車場から屋内の部分で大体段差に悩まされます。
イオンモールなどの最近の建物だとそうでもないですが、最近いったサービスエリアのレストハウスみたいなところとか、一昔前の建物だと大体迂回しなきゃいけなかったり、不安定な足場を通らされたりというパターンがかなり増える印象です。
そんなこと今まで気づいたことなかったよ
そうなんです。
こういうことって恥ずかしながら自分で体験しないとわからないタイプの人間です。
ベビーカーはまだ軽いからいいですが、障害者の方とか高齢の方とかだともっと厳しいでしょう。
日々いろいろ勉強はしていても、こういう基本的なところに見落としがあるというのは"灯台下暗し"、いや"京大下暗し"とでもいっておきましょう。
いやこれは失敬・・
ともあれ今日はそんな人間の認知に関わる2つの話を書きます。
みなさんこんな言葉を知ってますか。
カラーバス効果
カラーバス効果とはこんな現象のことを言います。
カラーバス効果とは、ある特定のものを意識し始めると関連情報が自然と目に留まりやすくなる心理効果を指します。
人混みや雑踏の中でも、自分に関係があったり興味があったりするキーワードを自然に聞きとることができる心理効果「カクテルパーティ効果」と類似しています。
例えば、今日のラッキーカラーが「赤」だったとします。すると、普段以上に赤色のものが目に入ってきた経験はないでしょうか。
これ僕も日々の気づきを増やす方法を書いた本で勉強したのですが、"赤"と決めて通勤とか移動をすると自然と赤いものがどんどん目に入ってくることを言います。
次です。
この動画で白いシャツを着たチームが何回パスしたか数えてみてください。
どうでしょう。
正解は15回です。
しかし、実は途中でゴリラのきぐるみが通過したのに気づいたでしょうか。
ほとんどの人はパスの回数に気を取られてしまってゴリラの存在に気がつかないそうです。
人間とは何かに注意を奪われるとすごく目につく事実すら見落とすということなんですね。
このように、人間とは注意しないと気づかないし、一方で何かに注意しているとほかを見落とすというなんとも厄介な生き物なんですね。
人間は1日に5000くらいの広告を目にしているそうです。
しかし1日を終わって今日印象に残った広告を数えようとしても数個がせいぜいではないでしょうか。
日頃よく行く場所でもそのうちほとんどを僕たちは認識できていないのかもしれませんね。
ときには赤ちゃんの目線、子供の目線、老人の目線などにカラーバスしてみて1日過ごしてみようかなと思った1日でした。