ズボラ夫の男性育休 123×222日

1.23生まれの娘と始める男性育休222日の軌跡。京大出たのに専門卒の嫁の尻の下。俺のスゴさはブログで出すぜ!男性育児、男性育休、家族の資産形成、育休中の勉強法、プログラミングについて書きます。

【疑問】料理人は飯が旨けりゃそれでいいのか?

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皆さんは、人格に問題があるけれども、作る料理は抜群にうまい料理店で食事をしたいと思いますか



今日はこれについて問題提起をしたいと思います。

 
昨日は11月最後の平日。

そしてそれは育休に入る私の妻の最後の出勤日でもありました。

 

仕事終わりに合流して車を少し走らせたところにある小綺麗な中華料理店に予約を取りました。



その中華料理店は以前に雑誌で取り上げられていて、一度ランチで訪問したことがあります。

見た目も美しく、 調理法にもこだわりがあり、 味付けも奥行きがあって私たち夫婦はとても気に入りました。

 

私たち夫婦は東京に住んでいたころから多くの飲食店で食事をしてきましたが、それを含めてみてもかなり美味しいと思った店でもあります。



昨日は奥さんが仕事で一区切りついた日でもあり、少々お値段は張りますが、奮発をしてその料理店に行くことにしたのです。



店に着いたのは夜の21時前。

先客はカウンターに、サラリーマン1人と、夫婦の2組がいました。



着席するなり、ドリンクを注文し今まで仕事お疲れ様という気持ちを込めて乾杯をしました。

そして冬の食材を生かした旬のメニューの数々を見て、 これから何を注文するかを話し合いました。



どれも美味しそうでしたが、冬の味覚上海蟹を使った料理が目に入り、 以前から一度食べてみたいと思っていた私は即決でその料理を注文することにしました。

 

その他前菜など数種類を選びました。

 

調理をしている様子はテーブルからも少しだけ見ることができ、今日も一人で取り仕切っている店主が見事な鍋さばきを見せていました。

 

その様子を見てますます料理に期待が高まりました。




そしていよいよ上海蟹のメニューがテーブルに並べられました。

もうもうと立ち上る湯気とともに、 姿を現した料理は実に見事なものでした。



味付けもとても美味しく、みるみるうちに平らげてしまいました。



そこで私はひとつだけ気になり始めました。

 

上海蟹って妊婦が食べて大丈夫なんだろうか?

 

不安になった私はスマホを取り出してさっそく調べ始めました。

カニ自体は特に心配するものではないという意見がほとんどだったものの、 こと上海蟹については、ものによって蟹を養殖するためにホルモン剤などが大量に使われているケースがあり、注意を要すると書いてある記事も見かけました。

僕は、そういうことをきちんと調べずに食べたいものを頼んでしまって、奥さんに申し訳ない気持ちになりました。

ただ、逆に言えば危険性を訴えるサイトはそのひとつだけだし、お店の方の技術を見るに食材もきちんと選んでくれている気がしたので、せっかくの食事でそこまで 気にしすぎることもないかとその事については考えないことにしました。

その後、他に頼んだ料理も続々とテーブルに並べられ、私たち夫婦はとても楽しい時間を過ごすことができました。

 

ここまではお店側の対応にも不満はなかったです。

ここから問題の場面に移っていきます。

 

食事もあらかた終わり、のんびりしていたところ、一人で食事をしていたサラリーマンのお客さんが会計をしてお店を出ていきました。

 

そのお客さんはかなり太っており、そしてかなりの量の食事をしていました。



そのお客さんについて、常連と思われる夫婦のお客さんが店主に話しかけます。

 

最初はそのお客さんがとても美味しそうに食べていたこと、そしてかなりグルメな選び方をしていたことについて話していました。

 

確かにたくさん頼んでいたし、 美味しそうに食べていたならそれはお店にとっても嬉しいことでしょう。





さて、いよいよ問題はここからです。



その夫婦のお客さんの旦那さんのほうが、

 「でもかなり太っていたし糖尿病になるんじゃないかと心配だよね」

 と言いました。




すると店主はこう言いました。

「僕はそんなことは心配してませんね。商売なんで」




それまではその会話を真剣に耳を傾けて聞いていたわけではありませんが、その発言にとてつもない衝撃を受けました。



それは

美味しくてお客がたくさん入れば、体に悪かろうがどうでもいい

という意味の発言に聞こえたからです。


もちろん外食をする以上は、何を食べるかそれが自分たちにとってどういう影響があるか、それは自己責任だとは思います。
特に妊婦を連れている場合は、旦那である僕を含めて注意しておく必要があると思います。

ただ料理を提供する側の、お客さんの健康はどうでもいいという考え方を知ったあとだと、さっき食べた蟹も本当に大丈夫だったのだろうかという不安が強くなってしまいました。

お気に入りの料理店でしたが、 今回の件でおそらく再訪はしないと思います。
妊婦がどうの以前に、心構えの部分で欠けているものを感じてしまったからです。


自分の考えが一般的なものかずれているものかは分かりませんが、このことはきちんと心に留めておきたいと感じた1件でした。