毎年お盆は日航機墜落事故を想う
数日過ぎてしまいましたが、毎年お盆の時期になると日航機墜落事故がニュースになります。
僕は1984年生まれなので、1985年の日航機墜落事故は当然記憶にはありませんが、僕が生まれたころは日航機墜落事故のほか、森永ヒ素ミルク中毒事件があったり、阪神タイガースが優勝したりとありえない事件がたくさんありました。
日航機墜落事故はかなり自分が大きくなってから知りましたが、第一印象はとても怖いと思った記憶があります。
単独機で520人が亡くなるという世界最大の航空事故としていまなお歴史に刻まれています。
さんまさんもこの飛行機に乗る予定が他のスケジュールの関係で直前にキャンセルし難を逃れたことから、「生きてるだけで丸儲け」と考えるようになり、文字をとって子どもに「イマル」と名付けたそうです。
10年ほど前にこの日航機のフライトレコーダー記録があることを知りそれを聞いて機長の勇気と乗客の恐怖を想像しました。
僕は飛行機がめちゃくちゃ苦手で乗るたびに本当に怖がっているので、この乗客の心境を想像すると汗が出てきます。
妻みたいに離陸前に爆睡できちゃうタイプの人はすごいなぁと思いますね。
※ちなみにクルマのほうが死亡率が高いことは知ってます。
「もうダメかもわからんね」「どーんといこうや」という機長の一部の声のみを拾って当時マスコミが報道し、機長である高濱さんのご遺族は相当な嫌がらせに遭ったそうです。
こ、こいつらコロナの時代までなんも成長してねぇ
この事故は垂直尾翼がなんらかのトラブルで吹っ飛び、油圧系統が全喪失となりました。
この油圧系統全喪失というのは、クルマで言うと高速爆走している最中にハンドルが全く効かない状態になったみたいなもの。
この状態ではほとんどのパイロットは5分も飛んでいられなかったそうですが、このときのクルーは30分以上飛んでいました。
それだけでも超人的なスキルをもっているわけですが、結局マスコミの切り取り報道でさんざん叩かれてしまうという・・
この事故の原因は公式的には機体の修理ミスという形で決着してます。
ただ、ボーイングから補償はなにもされていないばかりか、この事故以降日本の航空会社の発注はほぼボーイングのみになったということなどから原因に疑惑が投げかけられ、数々の陰謀説が出ています。
代表的なものは自衛隊か米軍の発射したロケットが誤ってぶつかってしまったいうものがありますが、僕には本当かはわかりません。
ただ、乗客を助けるために必死になって戦ったパイロットの方たちへの敬意と、亡くなられた方への哀悼の気持ちは僕たちは忘れてはいけないなぁと思います。
このブログを通じて新しい事実や説を知ったという方はぜひ毎年お盆の時期にはこの事故に思いを馳せていただき、黙祷していってもらえたらと思います。