ズボラ夫の男性育休 123×222日

1.23生まれの娘と始める男性育休222日の軌跡。京大出たのに専門卒の嫁の尻の下。俺のスゴさはブログで出すぜ!男性育児、男性育休、家族の資産形成、育休中の勉強法、プログラミングについて書きます。

ゆうちょ銀行窓口で起きた残念な出来事を考察する

郵便局のイラスト

少し前の話ですが、ゆうちょ銀行の窓口で残念なことがありました。
まぁ残念というか腹立たしいが正解ですが。

今日はその内容を元に少し原因を掘り下げたいと思います。

出来事の詳細

あれは3月半ばのまだ僕が妻の実家にいたころの話です。

とある支払いのためゆうちょ銀行から200万円を別の銀行に送金をしなくてはなりませんでしたが、ゆうちょ銀行の ATM では1日に50万円までしか送金できない制限がかかっているらしく窓口に行くしかありませんでした。

その日は運悪く奥さんが車を使う日だったので仕方なく片道2キロをてくてく歩いて行きました。

窓口で送金を申し出たところ本人確認書類の提示を求められました。

最初に免許証を出しましたが、僕は転勤族なので免許証の住所が古いままで、これではダメだと言われました(これはやむなしかな)。

健康保険証でもいいかと聞いたところそれでも問題ないと言われたので保険証を提示しました。

するとこの保険証では受付できないというのです。

僕の健康保険証の住所欄は引っ越しを繰り返しているために何度も二重線で住所を書き換えて隙間がもうないような状態でした。

このような保険証だと安心して受付できないからダメだということでした。

”安心して??”

僕も転勤を何回かして書くスペースがなくなってきた時に健康保険組合に相談したところ、二重線で修正すれば問題ないということでしたし、実際これまで病院に行って断られたことも一度もありません。

そのように何回か食い下がりましたが全く取り合われず、押し問答だったので諦めました。
取り急ぎ送金が必要だった200万円のうち50万円だけは何としてもその日のうちに振り込まなければいけなかったので 、ATM で50万円だけ送金をしました。
ちなみに手数料を440円支払いました。

そしてまた片道2 km の帰り道をてくてく歩きながら、そういえばこのゆうちょ銀行の口座も今の家に引っ越してから作ったものなのでそのときにこの免許証か保険証で口座開設はされたはずです。

しかしいざ引き出そうとすると同じ本人確認書類ではできないと言われた事に気づきました。

は?金を預けさせるけど引き出すことはさせないというのか

と考えるとだんだん腹が立ってきて定期預金も全部解約することにしました。

後日自宅に帰ってから残りの送金をしに地元の郵便局に出向きました。
そこでも同じように本人確認書類の提示を求められたのですが、物は試しと同じ免許証と健康保険証を何も言わずに提示してみました。

すると何も問題なく受付がされたのです。

「あれ?」と思った僕は受付の係りの人に前の郵便局であった出来事を話しました。

すると

「これらは本人確認書類として受付していいことになっているので問題ありませんよ。 そのような案内をしたのならちょっとおかしいですね。私の方から連絡をしておくのでどこの郵便局であった出来事か教えてください」

と言われました。

そして残りの送金を無事行うことができました。手数料は880円でした。
定期預金の解約も無事できました。4年間240万円預けた利息は500円でした。 

僕が考える本質的な問題点

原因はその係の独断です。
自分に与えられている裁量を逸脱して、注文を受けるか受けないかの審判を自分がしていいと勘違いしていることです。

それにより僕は時間と余計な手数料を搾取されたわけです。

motivation-up.com

みなさんスタンフォード監獄実験というのをご存知でしょうか。

上のリンクに詳しいですが要は心理学実験として、役割として看守と囚人チームに分けてロールプレイさせたところ、何が起きたか調べる実験です。

結果としては囚人はますます横柄に、そして権力を乱用するようになり、囚人はますます従順になっていくという結果になりました。

そして便所掃除をさせたりと罰があまりにエスカレートしていって途中で被験者に心的障害が出てしまったために打ち切りになったという実験です。

要はここでの示唆とは、権力を与えられると増長し、乱用するということです。

僕のゆうちょ銀行での出来事も大袈裟に言うとそういうことでしょう。
僕はその日非常に焦っていました。
今日なんとしても送金しないといけないということも口走りました。

が、半笑いのような表情で却下されました。

「オレさ、ネットではちょっと名が知れてるんだけど、このこと書くよ?」

と言えたらいいのかもしれませんが、これ事実じゃないしな(笑)

しかし、やはり仕事でもなんでも自分に権力が与えられているときは、自分がすごいんじゃなくて単に役割として与えられているという事実に自覚的でなくてはいけないですね。

反面教師としたいと思います。