大半の育児本が抱える致命的な問題点
育児本を100冊読破を目標に取り組んでいて、70冊くらいまで来ました。
今日は中間報告的に育児本への印象を書きたいと思います。
僕の印象は
信じていいかわからない本が多い
ということです。
まず、僕は何者かということですが、0歳児子育て中&無類の読書好きということです。
本は小さい頃からよく読み、最近でも年間100-200冊くらいは読んでいます。
なのでこのエントリーでは、読書全体の性質も踏まえながら育児本に関する僕の考察を書きます。
信じていいかわからない本が多い
いきなり暴言ですみませんが、他のジャンルに比べても心中したくなる本はすごく少ないです。
僕が科学的に裏付けされていることが好きすぎるのもあると思いますが、育児本については科学的というよりも個人の経験の範囲で書かれているものが多いです。
たとえばネントレ本。
かなりの冊数読みましたが、なんの根拠もなく手法が書かれているものがとても多いです。
たとえば、最近読んだ本に
「泣いてもしばらく様子を見ること。泣いてすぐ抱っこをしていたら、抱っこしてほしいときは泣けばいいと赤ちゃんが思うから」
と書いてありました。根拠はなしです。
これはこれで「まぁそうかな」と思うし、絶対に間違いだとも言えません。
が、致命的なのは
本当か本当じゃないか判断する材料が足りない
ことが何より問題なんです。
たとえば、この例の場合、ずっと赤ちゃんをそのままにしたら、「来てくれるまで泣き続ける」という選択を取る赤ちゃんもいてもおかしくないです。
そもそも70冊も本を読んでいていると、"人間の常識"を植え付ける前の赤ちゃんはかなり千差万別であることがわかります。
しかしネントレというジャンルについてはいきなり赤ちゃんが没個性になる本が多く、「これやればこうなるよ」式の記述が目立ちます。
当たっているのかもしれませんが、「個人の感想です」のほうが可能性は高そうです。
また育児本の判断を難しくさせている原因の1つに
育児本を何冊も出している人がほとんどいない
というのがあります。
ある程度市民権を得ている著者の本だとそれなりに信頼感を持って接することができます。
しかし育児本というのはとある作者の本が複数並んでいるケースが実に少ない。
だからその本だけから見分けないといけないという難しさがあります。
そして最もタチが悪いのは
ばっちり当てはまる人も存在する
ことだと思います。
赤ちゃんが千差万別なので当たり前ですが、この方法でうまくいく人もまた存在します。
そもそも作者自身がそうでしょう。
ネットサーフィンしているときに出てくる不動産投資なんかでもよく言われることですが、99%の人が損をしている中で大当たりしている人も出てくるらしい。
それを大体的にフォーカスすることで、ウソじゃないウソを書き散らすというのが横行しているらしいです。
育児本がそうだとは言い切れないですが、同じことをやってうまくいくかどうかの判別がホントに難しいですね。
その点では赤ちゃんがよく眠るマッサージの手法を手当り次第30個くらい書いてくれている本のほうがまだ実用的です。
その点では多くの育児本がかなり判別するのが難しいのが実情かと思います。
このブログでは読書家が読書レビューをちょこちょこ出しているので見てもらえると幸いです。