最強の育児本レビュー
育児本を読みまくっている私が選ぶ最強の育児本をカテゴリーに分けて紹介します。
- 私が最強の育児本レビュワーである理由
- グーグル検索上位の育児本レビューは全てダメ
- 育児本を時系列のカテゴリーに分ける
- 育児本を選ぶ基準はたったこれだけ
- 出産後の本は別記事にします
- 最強のプレママ・プレパパ本
- これらの本が最強な理由
- 辞書的な本はこれだけでOK
- 活字が苦手な人はこの漫画一冊で OK
まずはじめになぜ私が最強の育児本レビュワーであるかを説明します。
私が最強の育児本レビュワーである理由
・もともと年間読書200冊の本の虫であること
・ 絶賛妊娠・出産にトライ真っ最中であること
・ そんな私が余暇のすべてを使って本屋の育児本を読みまくっていること
ちなみに私は膨大な情報を処理する能力、要約する能力にかけては自信があります。
その自信の理由は次の通りです。
・会社では10年以上毎日100通を超えるメールを優先付けして処理
・同時処理テストで優秀な成績
・京大で論理的思考を強化
ちなみに現在こちらに読んだ育児本をまとめています。
最終的には100冊読破を目指しています。
グーグル検索上位の育児本レビューは全てダメ
最初の情報集めとして育児本というキーワードでググって出てきたサイトは片っ端から読みましたが、はっきり言ってどれもダメです。
まあどれも忖度が背後にはあるのかもしれませんが、こんなデタラメな情報程度でよくもレビューなんてかけたなというレベルのものばかりです。
ダメな理由は次の通りです。
- 誰が書いているのか不明
- 恐らく僕ほど読みまくっていない
- 適切なカテゴリー分けがされていない
順番に説明していきます。
誰が書いているのか不明
そもそもレビューを書いておきながら誰が書いているのかわからないものが多すぎます。
専門家なのか素人なのかもわからない人の意見など役に立つはずもありません。
自分がなんたるかも説明していないレビューなど速攻で閉じましょう。
恐らく世間のレビュワーは僕ほど読みまくっていない
まずそんなに情報のバリエーションがそもそもない「妊娠・出産」のカテゴリーだけで大型書店の本棚を隅から隅まで読むような暇人は僕くらいしかいないでしょう。
当たり前のことですが、普通の人はこれだけ読む必要は全くありません。
僕の場合は、最強の育児本を読者に紹介するという目的を誠実にこなすために、「必要な情報を集める」というレベルを超えてここまでしましたが、大抵のレビュワーはそこまでしないと思います。
適切なカテゴリー分けがされていない
これは非常に重要なことなので詳しく書きます。
まず本というのは、同じジャンルの本であってもたいていさらに細かいカテゴリーに分けられるものです。
例えば勉強の本であれば、数学・理科・社会といったような科目に分かれていますよね。
他にも例えば野球の本であればバッティング守備といったようなカテゴリーに分かれるのが普通です。
これはだいたいどのジャンルの本にも当てはまることです。
育児本を時系列のカテゴリーに分ける
これを育児の本に当てはめて考えるとどうでしょうか。
これは当然一つの分け方だけではありませんが、育児の場合は時系列に分けてまずは切るのが自然でしょう。
つまり、「妊娠」「出産」「出産後」というカテゴリーに分けることができます。
そういう目線で大型書店の本屋を訪ねて書棚を見てみると、不妊治療など特定の分野を除き、妊娠と出産はワンセットとしてまとめている本が一般的でした。
これは妊娠というカテゴリーを「妊娠前」「妊娠後」とさらに細かく分けると、不妊治療は「妊娠前」のこと、「妊娠後」から「出産」(いわゆる「プレママ・プレパパ」)までは一連のスタートとゴールであると考えるとすんなりと理解出来ると思います。
つまり育児本のカテゴリーは、妊娠前の本、プレママ・プレパパの本、出産後の本、そしてそれら全体をまとめる本という4つのカテゴリーに分けるのが、出版されている本を見ても妥当であると考えます。
したがってこれらのカテゴリーがぐちゃぐちゃな順番でおすすめされているようなデビューはまず信用に値しません。
このレビューなんかはその典型です。
ちなみに2019年12月17日時点で【育児本 おすすめ】の検索1位。
これもそうです。
そもそも15冊なんて選んだと言えないでしょう。
逆にこれを薦められて15冊買いますか??
では私の考えはなんなのか、まず結論を書きます。
育児本を選ぶ基準はたったこれだけ
- プレママ・プレパパの本は、基本1冊でOK
- 出産後の本はさらに細かいカテゴリーに分けて、その目的に照らして選ぶ
- 育児全体に関わる本は辞書的な本が1冊あればOK
出産後の本は別記事にします
まず2番目の出産後の本についてはあまりに情報が多岐に渡るので別記事にします。
多岐に渡る情報を整理するには、次のようなさらに細かいカテゴリーに分けるのが妥当です。
私は上に書いたようなピラミッド構造でカテゴリーに分けてみました。
これは土台が生命に関わるところになっていて、上に行くほど幸せな人生を送るためにはどういうことを身につければいいかという風な形になっています。
つまり出産後というのは生命の維持に関わる土台の部分から、勉強に関わる才能を伸ばす部分まで、ひと口に出産後の本といってもその目的が多岐にわたっています。
したがって出産後の本というカテゴリーだけで語るのではなく、さらに一つ細かいカテゴリー分けをした中でおすすめ本を紹介していくと言う流れにしたいと思います。
最強のプレママ・プレパパ本
妊娠後から出産までは、ほとんどの人が同じような道をたどりますので、そこまで情報にバリエーションがありません。
実際に書店に並んでいる本を取ってみても同じような内容が書かれている場合がとても多いです。
したがってまずはこのカテゴリーから解説をしていきます。
夫婦で子育てするならコウノドリ先生の本が最強
まずプレママ・プレパパ本でおすすめの本は、大きく2冊あるのですが、その中でも特に私は次の本を押したいと思います。
こちらの本は漫画やテレビドラマで大人気のコウノドリのモデルとなった産婦人科医の荻田和秀先生が書いた本です。
コウノドリの作者のお子さんのお産を手伝われた先生であり、 そのご縁でコウノドリのモデルとなられたそうです。
実はこの先生は他に「ダンナのための妊娠出産読本」という本も出版されています。
嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本 (講談社+α新書)
産婦人科医の目線、そして一人の男性としての目線から、旦那さんがどのように妊娠や出版にかかわっていくのがよいかというのを軽妙な語り口で書いた本です。
旦那は出産育児に役に立たない、生まれるまで性別は教えない、じじばばを関与させない
といったような独自の主張もありつつ、大変耳が痛い話をしっかりとご自身のポリシーも踏まえて書かれています。
なのでこれから奥さんと旦那さんの二人で一緒に育児をしたいと考えている人には、この先生が書いた本が一番おすすめです。
「はじめてのママ&パパ」シリーズも優秀
はじめてママ&パパの育児―0~3才赤ちゃんとの暮らし 気がかりがスッキリ! (実用No.1シリーズ)
もう一冊はこちらの「はじめてのママ&パパ」シリーズです。
こちらの本の良い点としては、この後も離乳食や育児など、このシリーズで続々と続きがあります。
したがって一つのシリーズで大きくなるまでカバーしたいと考えられるタイプの方にはこちらの本がオススメです。
これらの本が最強な理由
さて、この二つの本が良かった理由について書きます。
まず先ほども述べたようにプレママ・プレパパ本というのは書いている内容についてはそこまで多くのバリエーションがあるものではありません。
したがってその内容の良し悪しを分けるために 次の観点で評価をしてみました。
- 産婦人科医が執筆していて、専門的な言及があること
- 網羅性と読みやすさのバランスが十分に取れていること
- 準備するものについても十分な記載があること
順番に解説していきます。
産婦人科医が執筆していて、専門的な言及があること
こちらについては言わずもがなです。
ただし、先ほどのコウノドリの荻田先生が行っておられることですが、産婦人科医といってもかなりピンからキリまであるそうです。
産婦人科自体が神秘的な出産というものを取り扱っていることもあり、とんでも理論を展開されている医者も少なくないということです。
したがってまず前提として産婦人科医が執筆していて、 詳しい専門的な見解があるかどうかをチェックしたところ、上の2冊は素人の私でも十分納得感をもって読み進められることができました。
網羅性と読みやすさのバランスが十分に取れていること
まず知らないことを勉強する時の本としては網羅性は何より重要な要素となります。
ただし辞書のようにひたすら情報が羅列しているだけだと、 よほど読書に慣れ親しんでいる人でもない限りは苦痛な作業となります。
妊娠出産と言うカテゴリーで言えば、妊娠の週数別に何をすべきかが明確であることや、逆に最初に知っておかないと大変な目にあうようなことが十分網羅されており、 同時にそれが見やすい形で目に入ってくるような本でないととてもじゃないが読み進めることができないわけです。
そういう観点で本をチェックしていきました。
準備するものについても十分な記載があること
最後に準備物についてです。
これは正直産婦人科医でなければならないという理由は特にはないですが、実際に妊娠8ヶ月までくると色々と準備しておかなければならないものや、 パパママ学級や市町村のバックアップなど知らないと大損するような内容がたくさんありました。
これらについて十分に予習ができるような内容であるかどうかという観点でチェックしました。
以上三つの観点で選んだ結果、プレママ・プレパパ本において、すべてを高いレベルで満たしていたのが上に上げた二つの本です。
ちなみに余計なバイアスを排除するために事前にアマゾンのレビューなどでは全く予習をせず挑みましたが、 Amazon レビューでもこれらの本は大変高い評価を得ていました。
辞書的な本はこれだけでOK
はじめて出会う育児の百科 0~6歳 (はじめて出会う 育児の百科)
これはこのブログの読者の肩から紹介いただき私も実際に購入したのですが、ここまで詳しく妊娠から出産、出産後までを記載している本は他にありません。
2003年の発売から15年以上に及ぶロングセラーの本となっています。
かなりボリュームも多く普段使いには向きませんが、何か気になることや困ったことがあった時に辞書的に使うのがいいと思います。
こちらの本もひたすら情報の羅列ということもなく、 ある程度の読みやすさは担保してあります。
少し値段は張りますが、メルカリを探せば1000円以下で出品されていることもあるので、それで賄うのも手だと思います。
ただし、2003年の発売から何度も版を重ねているため、中古の場合はもしかしたら情報が古くなっている可能性があるのでその点にはご注意を。
活字が苦手な人はこの漫画一冊で OK
この漫画家さんの書いている本はどれも読みやすく、 しかもクスッと笑えるようなユーモアが散りばめられていて、楽しみながらどんどんと重要なことが学べるようになっています。
特にこの本はまず出産に関わる各種費用や助成金などのお金の話から始まります。
妊娠出産に関わる費用は保険外であることや各種助成金があることなどは、恥ずかしながら妊娠の途中まで私は知りませんでした。
命の誕生を語るにあたって、なんとなくお金の話をするのは野暮な感じがするものですが、とはいうもののお金の話は避けて通れない一番重大なトピックであると言っても過言でないわけで、この本はそれを一番最初に持ってきているのは非常に実践的な印象を受けました。
出産後の授乳の方法や寝かしつけの方法、用意すべきベビーグッズや、そのメリットデメリットなどを、実体験を交えながらかなり詳しく書いてくれています。
漫画で解説する妊娠出産本は他にも何冊かありますが、中には漫画と言いながらも文字で埋め尽くしているような本もありました。
その中で漫画ならではの面白さと実用性を兼ねたこの本を私は一番オススメしたいと思います。
いったん以上です。
今後もどんどん加筆していく予定なのでよろしくお願いします!!