【疑問】貯蓄型生命保険と投資信託を比較するのっておかしくね?
さて、今日はちょっとツウな話、そしてツッコみたくなる話題です。
前回記事のライフプランニングで貯蓄型生命保険を薦められました。
貯蓄型生命保険は僕は結構良いのではないかと思ったのですが、本やネットを当たってみたところ、貯蓄型生命保険は結構こき下ろされている論調が多かったです。
僕はそれでもなお貯蓄型生命保険が悪い選択には思えない、それを書きたいと思います。
反論は受け付けます。
というかぜひ教えてください、くらいです。
貯蓄型生命保険がゴミ論者の理由
- 商品の販売コミッションが高く、それが価格に転嫁されている
- 投資信託に投資したほうが利回りが良い
僕の反論
僕は上記の理由いずれも次の理由で反論します。
1.商品の販売コミッションが高く、それを価格に転嫁されていて損
→この事実は否定しませんが、販売コストを価格に転嫁するのは割合は別として商売として当たり前のことだと思います。
じゃバンバンCMしているクルマは買わないんですか?という話です。
CMコストだって価格転嫁されてますよね。
料理人の給料が価格に転嫁されているからレストランでは食事しないんでしょうか??
2.投資信託に投資したほうが利回りが良い
→たとえばインデックス投資の平均利回りは5%程度。それに対して貯蓄型生命保険の利回りは2%程度。だから投資信託のほうがいいでしょ?という論。
まず投資信託と比較するとしても、投資信託の平均リターンはあくまで期待値であって保証されていません。
つまり大損する可能性があるのに対し、生命保険はリターンが保証されています。
(会社が潰れた際の保証は投資信託のほうが低リスクなのはありますが)
したがって、リスクを多く取っている分だけ大きなリターン(リスクプレミアム)を"期待"しているだけの話です。
これって比較として合ってるんですかね?
仮に合っているんだとしても、期待リターンの大小で勝負が決まるなら米国株インデックスじゃなくて新興国株とかトルコリラやれよ、って話じゃないですかね??
僕はある程度リターンが保証されているという点で貯蓄型生命保険と比較すべきは銀行預金(特に定期預金)とか債権じゃないかと思います。
定期預金との比較であれば、貯蓄型生命保険の圧勝だと思います。
そして何より、死んだときの保険金があるのだから純粋な貯蓄とか投資信託と比較するのがそもそもおかしくないですかね、というのが最後。
録音機能付きのドライブレコーダーと録音機能なしのドライブレコーダーを比較して、録音機能付いているのが高いとか言っているような違和感があります。
つまりこういうことが言いたい
- コストが商品代金に転嫁されたくないなら何も買えない
- リターン保証と期待値を比べる意味はない
- 別の付加価値(死亡保証)を持った商品と株って比べられない
結論のまとめ
銀行に預けている余裕資金を貯蓄型生命保険に替えます。
以上。