【ニュースのミカタ】箇条書きはandかorか判断せよ
今日は僕がニュースなど何か情報を見るときに注意していることを1つシェアしておきたいと思います。
ぶっちゃけ仕事でも使えます。
「正しく情報を得ること」、にくわえて「正しく情報を伝えること」も意識できると思います。
あまり気にしていなかった方はぜひ。
最後にちょっと役に立つマメ知識もありますよ〜
箇条書きの罠
さて、今回の話は"箇条書き"にフォーカスしてます。
自分でプレゼン資料を作るときなんかも多用される箇条書き。
だらだらと書くよりスタイリッシュになります。
しかし箇条書きの欠点はそれぞれの条件がandなのかorなのかハッキリしないという点です。
日本語でいうとandは「かつ」、orは「または」となる条件です。
これを知らない人はもはやいないと思われる「3つの密」
今年の流行語大賞でしょう。
しかし、このそれぞれがandなのかorなのか名言できる人どれくらいいます??
自己判定してみください。
さて答え。
最初はandだったけど、知らん間にorにすり替わった
です。
みなさん知ってましたか?
最初は3つの密が"重なる"場所を避けろと言ってたんですよ。
しかし最近になって、1つでも当てはまるとダメって言ってません?
あ、だんだんコロナ対応批判みたいになってきたけど、そういうことを言いたいわけじゃなくて、いや言いたくないわけでもないけどさ、まぁいずれにせよ箇条書きは曖昧だってことなんですよ。
続いてこちら。
・ 風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
・ 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合 高齢者をはじめ、基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患など))がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤などを用いている方
・ 風邪の症状や37.5度以上の発熱が2日程度続く場合 ・ 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合
新型コロナウィルスの受信目安とされた目安なのでこちらもご存知な方は多いでしょう。
しかしそれでもこれがandなのかorなのかハッキリしていませんでした。
最近になって加藤厚労相が言い分をこっそり変えていると批判があったやつですね。
これも箇条書きの罠と言って良いでしょう。
残念ながら政府の発表、"官僚文学"とか"霞が関文学"とか揶揄されるやつですが、こういう曖昧表現を解釈を可変させるために意図的に多用することがあります。
それに右往左往しないように、箇条書きを見たらandかorかをハッキリさせるようにしましょう。
わからなければ聞きましょう。
"ならびに"と"および"の違い
ちなみに"ならびに"と"および"の違いって言えます?
日本語的には同じ意味ですが、法律などの公文書では使い分けられています。
それは次のような違いです。
A and B →AおよびB
(A and B) and C →A およびB ならびに C
こういう関係です。
2番めの具体例は"サンマおよびイワシならびに肉"と言った感じでしょうか。
大かっこ、中かっこを意識して使い分けます。
法律なんかだとこういう関係性を誤解すると全然意味が違ってくることが致命的なわけですからその関係性をハッキリさせるようにしているわけですね〜
ちなみにこれは"もしくは"と"または"でも同じようなことになっています。
詳しくはこの対応表をご覧ください。
では!