ベーリング海カニ漁に見る買い物における利益の話
さて、僕は育休中にお金に関する本を読み漁りました。
今日はそんな中でちょっとしたネタを通じて利益について考えてみたいと思います。
ベーリング海というとアラスカの手前にある海ですが、そこで極寒に耐えながら出稼ぎでカニを捕るという仕事があるんだそうな。
上に動画を載せましたが、他にディスカバリーチャンネルかなんかで1時間もの10話くらいでドキュメンタリーが限定公開されてますので気になる方はぜひ。
まぁとにかくこの仕事、40日間で1500万円稼げるらしいす。
でも1日数時間しか寝れず、船酔いというレベルじゃない常時10メートル超えのストームの中やるらしいです。
しかも海に落ちたら数分で死ぬらしい・・
水しぶきも船体についたら一瞬で凍るとか・・
で、カニを捕る仕掛けは500kgもあるらしく、それを手作業でやるとのこと。
自分だったら絶対にやりたくないです。
で、今日の話はというと手間賃の話です。
このブログでもよく紹介していた山崎元さんの投資理論。
中田あっちゃんのチャンネルでも紹介されていましたが、この理論についてちょっと考えようと思います。
要は手数料、つまり手間賃をいっぱい払う商品は損だよ!
というのが骨子になっていて、たとえば保険とか証券とかバカみたいに手数料が乗っかている商品を買うのがご法度だと言っているわけです。
しかし僕は手間賃が高い=悪ってことでもないのかなと思っています。
たとえばこのベーリング海のカニがめちゃくちゃ美味いとします。
これを市場で買うと1つ1万円で利益が5千円乗ってたとします。
利益率50%!
はんぱねぇ!ダメ!
ってことになるんでしょうか。
じゃ市場で買うかわりにベーリング海にカニ漁へ出かけたら1つ3000円で手に入るとしましょう。
え?3000円でいいやん!船乗ろ!
ってならないでしょ。
なぜならあの船に乗るくらいなら+7000円払ったほうがマシだというソロバンをしているわけです。
しかし一方で同じ市場の他のお店で1つ8000円で売ってたらどうでしょう?
こうなると話は違ってきます。
同じものが安く買えるならそちらで買いましょう、ということです。
つまり話をまとめるとこうなります。
利益が高いから悪いということではない。
中身に対する付加価値が認められるなら買いましょう。
ただし、同じ商品が同じ取引方法で価格が違うならその差額には十分注意しましょうね。
ということです。
納得できない人はカニ漁へGOTOトラベル!!