ズボラ夫の男性育休 123×222日

1.23生まれの娘と始める男性育休222日の軌跡。京大出たのに専門卒の嫁の尻の下。俺のスゴさはブログで出すぜ!男性育児、男性育休、家族の資産形成、育休中の勉強法、プログラミングについて書きます。

学資保険を勉強し、一切不要どころか『無駄』と結論づけた

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今回は『学資保険』をテーマに書きたいと思います。

子どもが生まれたらどうやって学資を貯めるかっていうのは一大テーマです。

僕が生命保険に入ったときに保険ガチ素人だった僕に色々教えてくれたプランナーさんから今どきの学資保険はクソだから入らないほうがいいと言われて結局入らずじまいで今日まで至りました。

最近ちょっと時間があったのでどんな商品なんだろうかと思って少しだけ調べてみましたが、マジでなんのメリットがあるのか皆目わからずの商品でした。
(保険としてのデメリットはきっちりある)

こういうとアレかもしれませんが、金融リテラシーの低い人を食い物にする気マンマンの商品に見えます・・

正直一定レベルの金融リテラシーがあれば学資保険は一切不要、いや無駄ですらあると僕は思います。

逆に学資保険が向いている人は、お金を増やす手段として銀行預金以外は一切やりたくない人くらいしか思いつかないです。
それ以外の人は要らない。

僕の見解を書いておくのでこれから検討するという人の参考になれば幸いです。

まず、学資保険も昔はたぶんもっと内容が良かったみたいですね。
昔の学資保険までは否定しませんが(知らないから)、これから入ろうとする人には全力で止めたいような商品ではあります。

どんな商品か

子どもが18歳になると受け取れる年金みたいなもの。
毎月1万円とか積み立てしていくと満期の18歳のときから受け取れる。

大学資金を貯める手段として宣伝されている。

仮に100万円積み立てたら18年待っていくら返ってくるかって?

会社によっては100万円割ってるらしいww

100万円割ってるのはさすがに草ww

なんで保険会社に金貸してあげてこっちが利息払ってんだ?

いや、違うか。

保険の窓口の無料相談員の方へのキックバックを契約者が代わりに払っているのか?

まぁどちらも正解だろう。

おや、110万円返ってくるところもあるらしい・・

と思って調べてみたらこれもデカイ落とし穴が・・

なんと一括払込み・・
200万円、300万円という大金を一括で払ってやっと年利に換算して年利0.5%というところ。

アホか・・

一括で200万円、300万円ポーンと払える家庭はそもそも学資に困らない(もう既に大学行けるだけの金ある)から、このクソみたいな金利の商品買わずにアメリカ国債でも買ったほうがいいですね。

アメリカ国債の20年物の金利は史上最低となっていますが、それでも年利1.3%くらいあるから全然そっちでいい。

いくらアメリカ国債に為替リスクがあるといってもこの金利差を覆す円高になったらその前に日本が死んでるでしょう。

アメリカ国債の話はこちらの記事参照】

www.zuboraikuji.com

学資保険が謳うメリットを1つずつ論破していく

ここで話はオワリでいいのですが、もう少し叩いていきます。
まず学資保険のメリットは次の3点らしいです。

  1. 貯蓄性
  2. 万一の保障
  3. 医療保険の機能

順番に叩いていきます。

1.貯蓄性

銀行預金よりマシなのは認めます。
が、そもそも銀行預金と比べるのは騙す気しかないです。

アフリカの難民の人の生活を引き合いに出してマグロ漁船に乗り込ませているようなものです。

学資保険は資産ロック期間が長い割に利回りが低すぎます。
これやるならアメリカ国債でいいです。はい論破。

もしかしたら自分の見えないところにお金をよけとかないと貯められないという人がいるのかもしれないですね。
そういう人の感覚が僕は全くわからないのですが、まぁそれで食い物にされていいと思うならいいんじゃないですかね。
※それでもインデックスファンドを毎月積み立てするのでも同じ目的は十分果たせるとは思いますが。

2.万一の保障

学資保険のメリットらしいものがあるとするなら契約者(親)が死んだときにそれ以降保険料を払わなくていいということらしいですね。

それ単体の生命保険で済むね。はい論破。
(しかも一括払いこみならこの恩恵も消し飛ぶ(?))

子どもが18歳になるまで自分が生きてしまったら生命保険としての機能もなくなるわけだから、このメリットに期待するなら子どもが10歳になるまでに自分は死ぬリスクを重視しているということになりますね。

そうすると大抵のパパは40歳手前には死なないといけないです。
そんなものに大金払う必要はないし、どうしても入りたいならライフネット生命あたりで月500円くらいの掛け金で500万円くらいの保障つけられます。それでいいです。

3.医療保険

日本くらい健康保険制度が充実していたらそもそも医療保険すら要らないと、ダメな保険屋を除くお金の専門家は口を揃えていっています。

それでも入りたいなら単体の医療保険でいいです。
わざわざこんな内訳が不透明なものに入る必要はないです。はい論破。

あと、調べてると持ち家+学資保険のセットで入ったりする人もいるらしい・・
持ち家でローンするなら学資保険に資金を入れずにそのまま繰り上げ返済なり頭金なりにするほうがトータルプラスでしょう。

住宅ローン金利が0.5%を下回っている人が世の中大半なのか・・?

ということで学資保険てメリットほとんどない割にデメリットだけ押し付けられたような商品でした。

全くなんのために存在しているかわからない。
あえてその理由をつけるとしたら、保険勧誘で飯食ってる人たちのお子さんの学資になるんじゃないですかね。
いや、真面目に。

僕も今回子どもが生まれたことをきっかけに保険について色々聞いて回ったり、自分で調べたりしたのですが、ダメな保険屋の言い分はだいたいこれです。

  1. 保険の優劣の話を他社や自社の保険との比較で語る
  2. 保険のメリットを銀行預金と比較して他の投資と比較しない

この2つをやる保険屋の話は聞かないほうがいいです。

僕の学資貯める作戦は不動産

ちなみに僕の学資を貯める作戦は色々考えましたが、おおよそ2案に絞りました。

2案のうちどちらがいいか判断できていませんが、いまのところジュニアNISAを使ってJ-REITのインデックスファンドで不動産投資するのがいいかなという結論に至ってます。

ジュニアNISAは5年で400万円非課税で積み立てることができます。
J-REITのインデックスファンドは配当だけで年利5%くらいありますので、不動産価格が変わらなくても年間20万円が配当でやってきます。

これを子どもが18歳になるまで続ければ配当だけで300万円は増える計算になります。

メリットはこれだけではないです。
当然不動産価格が上昇すればその分資産は増えます。

一方で不動産価格が下落する可能性もあります。
しかしここでも僕は粘ります。

僕は転勤族なので一生賃貸生活です。
したがって不動産価格が下落していればそのぶん安く家を借りられるということを意味します。

つまり、J-REITを買うことによって自分の賃貸での価格変動リスクをヘッジしつつ配当だけは非課税でもらおうという作戦です。

子どもの口座で賃貸のリスクをヘッジするのは親としてどうかという気もしますが背に腹は変えられません。

しばらくこの作戦で積み立てしていこうと思います!
ちなみに冒頭の18年で110万円返ってくる学資保険の利益は、僕がやろうとしている作戦を使えばたぶん2年で達成できます。

以上です。
人によってはメリットになるのは否定しないので、ご自身のライフプランの検討の一助になれば幸いです。