ズボラ夫の男性育休 123×222日

1.23生まれの娘と始める男性育休222日の軌跡。京大出たのに専門卒の嫁の尻の下。俺のスゴさはブログで出すぜ!男性育児、男性育休、家族の資産形成、育休中の勉強法、プログラミングについて書きます。

【第6回】時間差攻撃でローリスクハイリターンを実現した5つの例

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さて、【お金の知識を晒すシリーズ】
今回は少し読み物的なお話です。

今日は時間差を利用したローリスクハイリターンが存在するという話をします。

以前こちらの記事でローリスクハイリターンというのは存在しないと書きました。
言っていることが違うじゃないかと思われるかもしれませんがもう少し説明させてください。

datsutokio.hatenablog.com

こちらの記事にも書きましたがローリスクハイリターンが存在しない理由としてはすべての参加者が市場に対して効率的に行動する、つまり自分の利益を最大化するように行動するため最終的にはリスクとリターンが釣り合うようになることでした。

この点を裏返して言えばリスクとリターンが釣り合うまでの間隙を縫ってローリスクハイリターンが存在する時間があるのです。

今日は具体的に5つの例を紹介します。

ラスベガスのバグジー

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ラスベガスの開拓者で有名なバグジーという人を皆さんご存知でしょうか。
今や世界中に名を轟かせている一大カジノリゾートのラスベガスも元々はただの砂漠でした。
その一大カジノリゾートの礎を作ったのがこのバグジーという人なのですが何を隠そうこのバグジーは競馬のノミ行為を使って莫大な利益をあげました。

当時の競馬は電信会社を使って投票や結果をやり取りすることが一般的だったようなのですが、レースが終わってから結果に反映されるまでの時間差があったため、バグジーはこの時間差を使うことで確実に利益を見る仕組みを構築することができたのです。

http://zip2000.server-shared.com/lasvegas.htmlより引用

当時、すでに彼はコンチネンタル・ワイヤ・サービス社、トランス・アメリカ・ワイヤ社という電信会社を運営し、その電信網を利用して、競馬のノミ行為で多額の利益を上げていました。当時、競馬は地方ごとに様々な競馬場で行われていて、その結果は電信によって他の街に送られていました。ということは、電信会社は他の地域の競馬の結果を誰よりも早く知ることができたわけです。こうして、電信業を利用すれば確実に競馬で稼ぐことができたわけです。

SBI証券高速取引疑惑

www.nikkei.com

なんと現代版のバグジーは2019年に存在しました

大手ネット証券であるSBI証券売買システムのタイムラグを利用して確実に売買益を得ていた組織の存在が昨年の11月に日経新聞により指摘されています。
このシステム的なタイムラグは現在すでに修正されているようですが、こちらも効率的な市場と実際のシステムの限界との間で隙間が出来ていてそれをつくことにより利益を上げると言う方法の一つです。

ジェイコム誤発注事件

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こちらも有名な事件なのでご存知の方もいるかもしれませんが、2005年にネット証券において売り価格と数量を逆さまにして発注してしまって大量の激安株が売りに出されました。

ja.wikipedia.org

当時のデイトレーダーの何人かはこの発注をご発注だといち早く見抜き、売りに出されてから数十秒間の間で大量に購入し億円単位の利益を上げています。

本来の効率的な市場においては価格と数量が逆さまになることなどありえませんが、人間がミスをすることによってこの効率性が一時的に損なわれる時間帯が存在したのです。

それを巧みに着くことによりローリスクハイリターンを実現していたのです。 

 

ビットコイン FX

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数年前に最後は一大バブルを経験したビットコインです。
当時はビットコインでも FX 取引が盛んに行われていましたが、ビットコインは価格の乱高下がとても激しいため、少しの価格上下により強制的に決済される強制ロスカットが多発していました。

強制ロスカットとは、FX取引において一定の範囲を超えて価格が変動し、プレイヤーの負けが一定額を超えた場合に強制的にポジションが解消されることを言います。

ビットコインの下落局面で強制ロスカットが起きると、ポジションを解消する動きが”売り”になるため、ビットコイン本体自体も急激な暴落に襲われる特徴がありました。

この強制ロスカットが発動する前に、プレイヤーは追加の資金を投入することで強制ロスカットを回避できるため、強制ロスカットが起きそうなタイミングで多くの人がシステムにログインするのです。
が、ビットコインのFX取引サイトのサーバーがとても脆弱でしょっちゅうシステムダウンが起きました。

そうすると何が起きるかと言うと例えばビットコインが100万円の時に強制ロスカットの連鎖が起きて90万円で止まっていたはずのものが、システムがダウンしていることにより60万円とかそれくらいの価格に瞬間的に暴落し、またすぐに90万円に戻るのです。

これが何回も起きていたため、60万円とかありえない安値で注文を入れておくと、一気に利ざやを稼ぐことができました。

ビットコインのアホbot

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これは実際に僕が行って利益を得た仕組みです。

株を初め、もはや99%の取引がbot、つまりプログラムが自動で行っていると言われています。
東証やダウジョーンズのような歴史も市場規模も莫大なマーケットにおけるbotは非常に洗練されていると思われますが、仮想通貨の黎明期のビットコイントレードではそういうわけでもありませんでした。
(まぁ昨今の株価の乱高下はこのbotの頭が悪いからだと言う意見もあるみたいですが)

実際ビットコインがバブルに突入する前には、ビットコインを取引できる取引所も乱立していました。

そのうち僕が使っていたビットコインの取引所の板を見ているとビットコインの価格から少し遅れてポジションを動かしているようなbotくさい動きを見つけました。
僕は自分でプログラムを組んで24時間そのbotくさい動きを監視し確かめたところ、確信に変わったので今度は自動で取引するbotを自作して運用しました。
そのbotは2ヶ月くらいでいなくなってしまったのですが、その間24時間取引し続け、負けたのは3日だけでした。

まとめ

いかがだったでしょうか。
このように時間差で利益を挙げる例というのは沢山存在します。

共通しているのは"投機性があること"、"技術の黎明期であること"、"時間差を利用すること"の3つです。
実際僕もこれをビットコインで利用してひと山当ててます。

これからの時代で言うと、なんなんでしょう。
民泊とか??
ちょっとわからないですが、こういうことを頭の片隅に置いておくと得することがあるかもしれませんよ〜!

【お金の知識を晒すシリーズ】

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ぜひご覧ください。

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