ズボラ夫の男性育休 123×222日

1.23生まれの娘と始める男性育休222日の軌跡。京大出たのに専門卒の嫁の尻の下。俺のスゴさはブログで出すぜ!男性育児、男性育休、家族の資産形成、育休中の勉強法、プログラミングについて書きます。

【第1回】銀行預金は損!知っておくべき資産運用の基本

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まず初めに資産運用をテーマにしていきたいと思いますが、記念すべき第1回目は資産運用の超基本的な考え方からやっていきます。

そもそもこのコーナーを始めた理由はこちらに書いてあります。

datsutokio.hatenablog.com

さて、今回は、資産運用したことがない人がまずは知っておくべき内容について書きました。
資産運用はなんだか怖そう、損しそう、だから自分は銀行に預けておく!という人も多いかと思いますが、それ自体も実は損な選択なんだよ、というところから始めていきたいと思います。

銀行預金は実質資産が目減りしている事実

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銀行預金の金利は現在0.01%程度にまで減少しているが、それでも決して減ることはないのだから、

投資という危ない橋を渡るやつはバカだ、手堅くいけ

という意見があります。

これについてはまず誤解を改める必要があります。

まず重要な事実として、経済は膨張し続けているというものがあります。

そして経済が膨張するに従って生活が豊かになります。
そうすると物価が上昇(インフレといいます。反対語はデフレ)します。

これを発展する過程でずっと繰り返してきました。

仮に毎年1%ずつ物価が上昇している(以下"インフレ率"と書きますね)とすると、今年100円のものは来年101円出さないと買えないわけです。

つまり、物価上昇し続けている場合には100円で買えるうまい棒の本数は年々減っていくわけです。

同じことを別の言い方をすれば、手元にある100円は未来には100円以下の価値しかないということになります。

したがって、"インフレ率以上の年利で資産を運用しないと実質お金を目減りさせているに等しい"という認識をまずは持つべきなのです。

ちなみに日本のインフレ率は次の通りです。

  • 2014年…2.76%
  • 2015年…0.79%
  • 2016年…-0.11%
  • 2017年…0.47%
  • 2018年…1.20%

現状ほとんどの年で銀行の利回りはインフレ率より圧倒的に低いことを踏まえると、"銀行預金は実質お金を目減りさせているに等しい"ということになります。

いや、銀行預金する気持ちもわかりますよ。

たとえば100万円を株や外貨に換えた場合、1年後には110万円になっているかもしれない一方で、90万円になってしまう可能性はあります。
それに対して円のまま持ち続けておけば、見た目は100万円のまま持っておけるのでなんとなく安心という気持ちになってしまいます。

しかし、1年後の100万円は実質100万円以下の価値しかないので、過去のトレンドと経済は膨張するという2点を踏まえると、ほぼ負け確の勝負に投資しているようなものだという認識を持ったほうがよいでしょう。

ついでにもっとがっかりすることを言うと、あなたからお金を預かった銀行さんはそのお金を金庫で大事に保管してくれているのでしょうか。

実はあなたのお金大事に保管してません。

彼らはあなたの大事なお金を誰かに貸したり運用したりして利息を稼いでいます。
その稼いだ利息のうち、0.01%だけをお金を貸してくれたお礼としてあなたに渡しているのが銀行さんのビジネスモデルです。

銀行預金は銀行さんの上手なプロモーションの成果により、"お金を預かってもらっている"ように見せかけていますが、実際は"超割安の利率で銀行さんに自分のお金を貸している"と考えるのが妥当です。

銀行さんからお金を借りるキャッシングみたいなサービスでは利率を10%以上払う必要があったりするものですが、なぜかこちらが貸す場合は利率が0.01%しかもらえないというなんとも不思議な世界、それが銀行さんです。

つまり銀行さんはタダ同然の利子で資金調達できるわけですよ。
それを運用しまくって利益を上げるというあこぎな商売です。

だから銀行さんがいう"預金は手堅い"とか"確実に貯蓄するために定期預金はどうですか"みたいなのはお金をタダ同然であわよくば長期間借りようとしている文句だと思って聞いたほうがいいでしょう。いや、聞く価値すらないですわ。

話がそれてきました。次の話題にいきましょう。

複利は人類最大の発明

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複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う 

これは投資家の言葉ではなく、物理学者であるアインシュタインの言葉なんですね〜

単利と複利の違いは次の表がわかりやすいですが、要は増えた利子に対しても利息がついていくのが複利です。

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こうすることによって、複利は元本を雪だるま式に増やすことができるというわけです。
実際10万円を30年間複利5%と単利5%で運用した場合の運用益を比較したグラフが次です。

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グラフの出典はいずれもhttps://www.nomura.co.jp/el_borde/method/0004/

ちなみに同じ10万円を複利で50年運用するとして、それぞれ次の0.01%(銀行)、3%、5%の平均利回りで運用した場合のグラフを示します。

このように5%複利の場合で元本は10倍、3%複利で4倍となっていますが、銀行はほぼ横ばいですねw

つまり資産は

  1. 複利
  2. なるべく長期で
  3. なるべく高利回り

が資産運用の基本だということです。

ちなみに利回り5%の投資なんてあるわけねーだろ!と思うかもしれませんが、アメリカ版日経平均株価であるS&Pは過去30年の平均利回りが10%程度なので、自分は米株投資ばっかりやっているわけです。

投資はギャンブル?

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これもよく聞く話ですね。
たとえば株。
株は誰かが損をするから自分が得をするだけ。
結局取引手数料を取る胴元が一番得をするんだ、みたいなやつですね。

これは瞬間的には正しいですが、本質的には誤りです。

どういうことかと言うと、上にも書いたように経済は膨張し続けているのです。
それに伴って株価も上下を繰り返しながらも歴史的には上がり続けているのです。

そうすると何が言えるかと言うと、"株は長期的にはみんな勝つ"と言えます。

なぜそうなるかを説明すると、歴史的に株価が上がっているとするならば、今買ったものは将来売るときには値上がりしているわけです。

そしたらまずその人は勝ちです。
じゃ、そのとき自分が売った相手は負けたのかというと、その人も将来売るときに勝つわけですよ。
それを繰り返すと歴史的にはみんな勝てる、こうなるわけです。

実際村上ファンド村上世彰さんは"株は上がるときはみんな勝って、下がるときはみんな負ける"と言っています。
要は上に書いたことを言っているわけです。

とはいえ実際は上下を繰り返してはいるので、そのタイミングによっては大きく勝つ人、その分負ける人が存在します。
冒頭のよくある誤解はこの最後の部分だけを切り取った解釈に過ぎないのです。

このあたりで第1回は終わりにします。
引き続き資産運用編は色々ネタを考えてあるので続けていきたいと思います。

もし参考になりましたらスター等で応援お願いしまーす!

※投資は自己責任でお願いします。

このシリーズの次の記事はこちらです↓↓
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