ズボラ夫の男性育休 123×222日

1.23生まれの娘と始める男性育休222日の軌跡。京大出たのに専門卒の嫁の尻の下。俺のスゴさはブログで出すぜ!男性育児、男性育休、家族の資産形成、育休中の勉強法、プログラミングについて書きます。

【おすすめ】ダメ夫が教えるズボラ夫に家事をさせる方法

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今日の記事は、ズボラ夫が家事を出来るようにするにはどうすればいいかという話です。

まず最初に結論から申し上げると、どんなにズボラでダメな夫であっても、家事をさせることは可能です。

 

なぜならば、 自他共に認めるズボラなこの僕が、簡単な家事であればできるようになったからです。

僕でできるということは、誰でもできるということです。

 

ここで紹介する方法には、鉄の意志も高度な倫理観も必要ありません

そもそもズボラ夫にそれを求めるのは無理な話です。

 

あなたのおうちのズボラ夫さんも、「めんどくさいことをしたくない」「意志が弱い」という特徴があるからズボラ夫なのではないでしょうか?

 

したがって、自分自身がそうであったように、「めんどくさいことをしたくない」「意志が弱い」という心理を逆手に取って行動できるようにしようというのが記事の内容です。

もちろん家事の中には、難しさのレベルがある以上、人によってその到達レベルはまちまちだとは思いますが、一定レベル以上の家事については誰でも出来るようになります。

 

このことについて私の具体例も交えながら解説していきます。

 

 



この記事を読んでほしい読者 

  • 夫に家事をしてほしい奥さん
  • ズボラ夫をなんとかしたい奥さん
  • 家事に非協力的な夫を変えたい奥さん



この記事のゴール

この記事を読んだ結果、一定レベル以上の家事をズボラ夫さんがやってくれる状態にするための方法を理解してもらうことがこの記事のゴールです。



昔の私のダメっぷりを晒す

では自他共にズボラを認めるこの僕が、昔どれくらいダメだったかについて晒します。

 

結婚当初の自分は、 家の家事については何一つできませんでした

またそれをやろうという気持ちも全くありませんでした。



そもそも僕が生まれ育った家では、昔から母親が全ての家事を行っていて、ご飯を食べる時は全ての食事がテーブルの上に置かれた状態で、 後は席に座ってご飯を食べるだけでした。

ご飯を食べ終わったら、そのまま食べた食器はテーブルの上に残して、みんなリビングに行ってくつろぐという生活でした。

 

僕の父親は、家事は女がやるものだ、という思想の持ち主だったと思うし、母親もそのように考えていたと思います。

 

食事のほか、 掃除や洗濯についても母親がすべてやってくれていました。

 

そういう環境で育ったこともあってか、家事全般についてはやり方も分からないし、そもそも自分がやるものだという意識すら、恥ずかしながら持っていませんでした

(たまに実家に帰ったときに食べた食器を台所に持っていくだけで母は驚く、というかうろたえますw)

また自分は極度のめんどくさがりやで、生まれてこの方自分より面倒くさがりやな人間は正直見たことがないです。



ただし、僕のことを「京大卒エリートで、奥さん思いの、マメな人」と信じて、まさかズボラ夫だなんて信じられない!という読者も多いと思いますので、恥を忍んで具体的なエピソードをいくつか披露します。
(すいません、そんな誤解はないことは知っていますw)

 

 

大学生と結婚前の社会人生活は一人暮らしでした。
そのときには全く片付けをせず、足の踏み場がありませんでした。

 

フローリングには服や本が散乱していました。

 

一度上の階が水漏れをし、不動産屋が勝手に部屋に入ったことがありましたが、あまりの汚部屋っぷりにあとで勝手に入ったことを謝罪されました。

 

 

キッチンのコンロもつかったことがありませんでした。
今の奥さんが初めて家に来たときには、コンロの中がゴルフボール置き場になっていました。

なぜ?

 

そこで奥さんが料理をしようとしたら火がつかず、不動産屋に来てもらいました。
元栓が閉まっていました

そこに住んで3年ほど一度もコンロを使っていなかったのです。

 

調子が出てきたのでもう少し。
小学生の6年間は非の打ち所がない成績表を受け取っていました。

ただし、コメント欄に「整理整頓が全くできない」と6年間3学期全て書かれ続けていました
(頭の中はきれいに整理整頓されているんですがね)

 

このエピソードを踏まえれば、きっとあなたの旦那さんのほうが遥かにマシな人間であることがわかると思います。

 

 

それがどうなったか

そんな僕ですが、結婚3年目を迎え、今ではお風呂掃除と、食器の片付けと、手間のかからない洗濯は自分でやるようになりました。

脱ぎ散らかした衣服は自分でボックスに入れに行くようになりました。

  

本音を言えば、実は現在も家事をやりたくはないです、めんどくさいです。

ズボラ夫かどうかでいえば間違いなくズボラ夫のままです。

ただ、それをやるべき時間になったら行動できるようにはなっています。

 

つまり、自分のやるべき事については、本音でどう思っていようと、ある程度の習慣化ができている状態になっていると言えます。

動けるデブ、ならぬ「動けるズボラ夫」の誕生の瞬間です。

では、極度のめんどくさがりやで、家事のやり方もやる気もなかったズボラの僕が、 どのようにしてある程度の家事を出来るようになったのかについて解説していきます。

 

 

まずは夫婦それぞれの考え方を変えよう

大人というのはそんなにすぐ行動を変えられません

第一こういう風に行動してくれ、と言ってすぐに行動を変えられるようであれば、あなたは今そんなに苦労していないはずですよね。

ましてやズボラ夫の場合はなおさらです。

大人の場合、行動を変えるためにはまず考え方を変える必要があります

またその気になっても、行動を変えるのは容易なことではありませんが、考え方はその気になれば、すぐに変わります

 

なのでまず考え方を変えることから始めましょう

 

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ちなみに上の図の右の方までいくほど、行動につながりやすいと言われています。


ただし今回のケースでは、いったん頭の中で、言っていることを理解してもらえればOKです。

ズボラ夫に家事をさせるためにズボラ夫さんの納得も共感もいらないです。
そもそも誰でも理解できるレベルのことなんですから。

なのでまずは理解させることを中心にやっていきましょう。

 

旦那側の意識

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はじめに旦那さん側の意識です。

まず家事を手伝うという発想をやめさせましょう

 

旦那さんも、毎日ご飯を食べるし、下着を毎日替えますよね。

したがって家で発生している家事というのは、大体夫婦二人ともが作り出しているものなのです。

 

それなのに奥さんがやっている家事を手伝うというのは、なんだかおかしいと思いませんか。

そもそも自分のことをやってくれているのに、手伝うという表現ではないですよね。

 

あえて手伝うという表現を使うのであれば、奥さんが自分の家事を手伝ってくれているということでしかありません。



なので協力して家事をするということは、二人が作り出した家事を二人でこなしていくと言う意識を持って取り組むべきことだということです。

 

これは相手がズボラ夫であろうとなかろうと必ず必要な意識付けになります。 

 

奥さんの意識

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次に奥さん側の意識です。

旦那さんに自分の家事の流儀を押し付けるのはやめましょう



自分の職場でもこういう話をよく聞きます。

 

  • 旦那さんが食器を片付けてくれたんだけど、しまい方が悪くて全部一からやり直しちゃった
  • 旦那さんに洗濯物をたたんでもらったけれど、たたみ方が悪くて全部一からやり直しちゃった



こちらの動画を見てください。


気になる個性的なバッティングフォーム集

 

研究に研究を重ねているプロ野球の世界であっても、バッティングフォームというのは千差万別です。

当然これは家事にも当てはまると思っていて、家事にも色々なやり方があります。

 自分のやり方を相手に強要するというのはやめましょう

相手がズボラ夫であればなおさらイライラするとは思いますが、それは一度こらえましょう。

 

第一、旦那さんがやった家事のやり方が気に食わなくて治したくなるというのは、あくまでその家事は自分(妻)の仕事だと思っていて、その一部を旦那さんにやらせているという意識の表れです。

 

これは上に書いたように、夫婦が二人で生み出した家事に対して二人で取り組むと言うこととは反しています。

つまりあなたが旦那さんのやった家事をなおしたいと思う時点で、その家事全体は自分のやるべきことだと考えているということです。



以上ここまで夫婦それぞれの考え方を変えるという点について書きましたが、改めてまとめると、家事は二人で生み出した仕事を二人でこなすという仕事であるという意識を持ちましょうということになります。


(相手がズボラ夫でも同じですよ!!)

 

行動を変えるには

ではいよいよ行動を変えようという話になります。

どうすればズボラ夫の岩石のようなケツを浮かせられるのでしょうか。


自分がやらないと終わらない環境に追い込む

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僕のように何事も先送りにしがちでめんどくさがり屋なズボラ人間は、もし自分がこれをやらなかったとしても、誰かがやってくれるんじゃないかという期待を心のどこかで持っているものです。

あなたの家のズボラ夫さんはいかがですか??

 

なのでこれを断ち切るためには、本人がそれをやらない限り、絶対にそれが終わらないという環境に追い込むことが重要です。



そうすることによって、「どうせいつかはやらなければならない」という自覚を持つようになります。



まず始めにこの自覚を持たせることが極めて重要です。

特にズボラ夫の場合はこれをくどいくらいいったほうがいいでしょう。


その上で次に重要なのは、家事全般というのは溜めれば溜めるほどどんどんと面倒くさくなっていくということを体で分からせることです。

 

例えば洗濯物を溜めれば溜めるほど置くスペースもなくなり面倒臭さがどんどん増えていきます。

食器洗いにしてもご飯を食べたままほったらかしにしている時間が長くなればなるほど、ついた汚れがどんどんこびりついて取れなくなっていきます。



ここで上に書いたような何自分でやらなければならないことだという意識を持っていれば、もっと面倒くさくなる前に早めに処理をしておかないとやばいという意識を持つようになります。



例えば自分の場合は食器洗いをやっていますが、今ではご飯を食べたすぐに流し台に食器を持って行って、こびりつきそうな食器は早めに水をかけておくということを、妻に言われることなくできるようになりました。 

ズボラ人間というのは本質的にめんどくさいことが嫌いです。
つまり、どうせやらなくてはいけないことがもっとめんどくさくなるのはなんとしても避けたいと思っているものなのです。

ズボラ夫のその特性を上手に活用してみましょう。



その家事は旦那さんの持ち場であると認識させよう

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洗濯にしろ掃除にしろ何でもいいですが、何かしらの家事を旦那さんに任せる場合は、それは旦那さん自身の持ち場であるという意識を持たせましょう。

旦那さんにやってもらう家事を、あくまで奥さんがやるべき家事を、代理でやってもらっているという意識になると、本人も主体性を持てず、なかなかやる気も出ないと思います。
(ズボラ夫はそもそも主体性がない場合が多いし)

 

大抵の男性というのは任されてなんぼと思っています。

会社の仕事でもそうですが、自分がやるべき仕事の一部を部下に代理させるような仕事の仕方だと、ほとんどの部下は主体的には仕事をやりません。

自分の経験としても部下が結果を出してくる時は、その部下本人が主体性を発揮する時で、それはこちらが信頼を持ってその仕事を任せるときに限られています。

 

自分はまさにそうだと思いますが、会社ではバリバリやっているのに、家では絵に描いたようなズボラ夫の人、いると思います。

むしろ、会社ではちょっとムリしてバリバリやってんだから、家でくらい心ゆくまでズボラ夫させてくれよ、と思っているものなんです。



したがって旦那さんに家事をやってもらいたいと思う場合は、思い切ってその家事は旦那さんに任せてしまって、そのやり方についても口出ししないというスタンスでやってみましょう。

仕事のスタイルをそのまま適用させるのです。

 

もちろん最終的な出来上がりのクオリティについて口を出すのは構わないと思いますが、その途中のプロセスについてあれこれ言うのはやめましょう

(「このズボラ夫めぇ〜」と思っても口にしない!!)



便利な機械を導入しよう

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僕の家での家事は食器の片付けと、簡単な選択ですが、我が家では自動食器洗浄機と、乾燥機能付きのドラム型洗濯機を導入しました。

 

したがって我が家では食器の片付けと洗濯は、基本的には突っ込んで取り出すだけという仕事になっているわけです。

 

家事のやり方全般について分からないという男性も世の中多いと思いますし、そもそもこういったところで時間をロスするのはもったいないという考えを私は持っているので、 自動化できるところはどんどん自動化すべきだと思っていますし、こうすることによってめちゃくちゃめんどくさそうな家事も、ズボラな自分でもできそうなことに感じてくるものです。



この辺りの家電は10万円から20万円ぐらいするものが多いので決して安い買い物ではありませんが、長期的に見れば圧倒的にプラスの方が多い機器だと私は思います。 

ここはズボラ夫の財力とズボラ度を比較して決めてください。



やる時間を決めよう

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最後に習慣化の話になります。

最終的には旦那の家事を習慣にしたいと思っているはずです。

ズボラ夫が自発的に動く、こんなドリームは人生でもなかなかありません。

 

習慣にするためには極力決まった同じリズムでそれをやるのが効果的です。



例えば自分の場合は、食器洗いはお風呂の前、洗濯機はお風呂の後というふうに決めています。

これは例えば10時になったらやるとかでも問題ないと思いますが、 いずれにせよこの家事はこのタイミングでやろうということを決めることが習慣化には極めて重要です。

 

皆さんも例えば12時になったらそろそろ寝なくちゃと思う人が多いと思いますがこれも習慣化の力です。

したがって、ある条件になったら「この家事を始めなくちゃ」と思うような環境にしていくのが重要だというわけです。

 

逆にズボラ夫のほうが習慣の力に弱いと思います。
そもそも意志が強くないからできないわけであって、習慣の力に任せて勝手に動くようにしちゃいましょう!
何もズボラを治せというわけじゃないんです!(ズボラ夫はたぶん一生ズボラ夫です)

 

1ヶ月くらい続けてみよう

人間は毎日3週間続けると、習慣になると言われています。

これを少しだけ伸ばして1ヶ月間続けるというつもりで行ってみましょう。

 

私の場合も最初は行動を起こすのが非常に億劫で、奥さんにガミガミ言われてからしぶしぶやるというのを繰り返していました。

しかし、自分がやらないと仕事はいつまでたってもなくならないという現実を徐々に理解するようになってからは、少なくとも頭では今すぐ行った方がいいという意識を持つようになりました。

そこからしばらく行動に移すまでは意志の力が必要でしたが、それも2週間3週間と続けるうちに、だんだんと頭で考えることが少なくなり、時間になったら自ずと行動できるようになりました。

 

今では、食事が終われば台所に食器を持っていき水をかけ、お風呂に入る前になると食器を食器洗い洗浄機に詰めるという作業をするようになりました。



またこの食洗機に食器を詰める作業も、最初は効率的に入れることが全くできなかったのですが、そこに詰めきれなかった食器については自分で手洗いをしなくてはいけないので、なんとか食洗機に少しでも多く詰め込みたいという強い衝動に駆られて、今では最も効率的な入れ方を出来るようになりました。



これが仮に奥さんのやっている仕事を一部手伝うという意識でやっていたらいつまでたってもできなかったと思います。

 

このように家事をやるというのは、 奥さんを少しでも楽にしたい、 旦那として家事は一緒にやるべきものだ、といったような高尚な倫理観を持つ必要は全くありません

 

あくまで脳の構造や行動の原理を理解して、 それになるくらいならこれをやった方がまだマシだと思うような環境に強制的に追い込み習慣の力を借りてできるようにするという極めて科学的な、そして誰でもできる手法なわけです。

そしてそれはズボラ夫であればあるほど効き目があるのです!



これがズボラ夫な僕でも家事ができるようになった手法のすべてです。 

 

まとめ

  • どんなズボラ夫でも行動は変えられる
  • 行動を変えるために夫婦ともどもまず意識を変えよう
  • ズボラ夫ほど習慣の力に弱い。習慣化できるまで1ヶ月頑張ろう

 

記事は以上です。

 

ズボラ夫を持つ女性はたくさんいると思いますが、少しでも家事ができる夫が増えるように僕もお手伝いさせていただきます。

 

もし成功談がありましたら、ぜひぜひお寄せくださいませ。