ズボラ夫の男性育休 123×222日

1.23生まれの娘と始める男性育休222日の軌跡。京大出たのに専門卒の嫁の尻の下。俺のスゴさはブログで出すぜ!男性育児、男性育休、家族の資産形成、育休中の勉強法、プログラミングについて書きます。

【名ばかり】マジかよ!男性育休の実態【パタハラ】

最近目にすることも増えてきた男性育休。

マジメに調べてみると色々と厳しい現実も見えてきた。

 

今日はその内容についてレポートしていきます。

 

 

 

 

かなり低い男性の育休取得率 

 

さて、ずばり男性の育児休暇取得率。

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2018年度で6.16%!

 

【出典】

www.mhlw.go.jp

 

 

年々上昇しているものの、15人に1人くらいの割合となっています。
もしかしたら有給休暇を全部ぶっこんだ隠れイクメンもいるかもしれませんが、やはりまだまだ少ないと言ってよい結果だと思います。

 

 

ちなみに政府が掲げている目標は・・

 

2020年に13%!!

 

来年にはおよそ倍にしていかないといけない計算です。

 

 

男性の育休取得日数の実態

 

しかしこれはまだ氷山の一角に過ぎません。

 

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こちらのグラフを見てください。

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なんと育休取得日数は

大半の人が5日未満!!

 

恐らく奥さんの出産から退院までの間を付き添って即復帰というパターンだと思いますが・・

 

それじゃ育児してないでしょ(笑)

 

と声を大にして言いたい。

 

 

3ヶ月以上休んだ人は5%。
5ヶ月以上休んだ人になると実に2%となります。

 

つまり・・

50人に1人

 

 

そのへんで化石のようにPokemon GOが探しているレアポケモンくらいになってしまいます。

 

 

なので、ざっくり計算すると、赤ちゃんが産まれるお宅のうち、300人に1人程度しかしっかり休みを取れている人がいないということになります。

 

 

残念ながらこれでは男性の育児参加が進んでいるとはとても言えませんね。

 

 恐らく中小企業になるほど、そして地方になるほど男性の育休取得率は下がっていくと思われます。

実際私の住んでいる県では0.5%ほどのようです。

 

 

育児とキャリアとの両立はまだまだ難しいのが現実

 

私は勤めている会社が大企業だし、育休取得に関してバックアップ体制がかなりしっかりしているのですが、多くの中小企業の場合はそういうわけにもいかないのが実際でしょう。

 

実態としては男性側の意識の問題と、仕事が離れられないという問題が複雑に絡み合っていると思われます。

 

gendai.ismedia.jp

 

ネットを探していたらこのような記事を見つけました

 

ここに出てくる大沢さんは地方出身の35歳で自分とかなり境遇が近いです。

この人も男性の育児休暇を取得したということですが、職場では

 

休むなら出世を諦めろ

一体奥さんは何をしているのか

 

といったような心ない扱いを受けており、転職も考えているということです。



自分の場合はそう言った強い反対や批判はあまり感じておらず、 むしろ積極的に育児休暇をとることを勧められてもらっているのでかなり幸せな部類だと思います。



奥さんの方はと言うと奥さんはパート勤めでかなり小さめの会社で働いていて、実際に育児休暇を取得するという話になった時には、退職をほのめかされるようなこともありました。

datsutokio.hatenablog.com

 

 

この件については労働者と経営者では大きく見解が食い違うところだということも理解しています。

 

経営者からすると最長で3年近く働けない人をずっと在籍させておくのは、特に小さい会社の場合は大きなリスクになることは想像に難くありません 。



この点については、大きな会社の場合はそれほどのリスクにならないかもしれませんが、一方で決まった人事異動サイクルが確立されている場合には、そのサイクルに乗って異動ができない人の扱いは難しくなるというケースもあると思います。



このように大きい会社、小さい会社それぞれで男性の育児休暇取得に対する制度はまだまだ追いついていないところが多いと感じられます。

 

ただし、女性の育休取得率が8割を超えている現状を見るに男性についてもいきなりその水準に引き上げることは難しいまでも、段階的にその水準を目指していくということは十分可能だと考えます 。

 

教育の分野では新生児のうちにパパとママ揃って育児をすることはその後の子供の成長に対して良い影響があることが報告されているようです。

 

 

実際に私もパパとママ揃って育児をすることによってどのような効果や影響があるかについて調べ、そしてそれをこのブログの中でレポートしていきたいと考えています。

 

 

 

 

育児休業給付金で手取りの8割をカバーできる

 

media.moneyforward.com

 

 

ちなみに育休中にもらえる育児休業給付金、いわゆる育休手当は、実は男性も女性と全く同じ条件で受け取ることができます。

 

受取金額は最初の180日間は休業前の給料の2/3、180日経過後は半分支給されます。

 

したがって例えば額面の給料が30万円の方の場合は、最初の180日間は20万円、その後は15万円が支給されることになります。

 

しかも育児休業の期間は、厚生年金保険料と言ったこれまで約15%ほどとられていた社会保険料も免除されます。

 

したがって最初の180日間については、実質元々の給料の約8割を全く働かずに受け取ることができるわけです。

 

男性が育児休業を取得することをためらう理由のうち、収入面をあげる方も多くいらっしゃるところですが、実際はこのように大半をカバーすることができる制度になっています。

 

もちろんボーナスについては会社のルールによるものの、 大体は支給されないことが多いと思いますのでこの分は純粋な減収となることは注意が必要です。

 

 

パパ育休という制度

【引用】厚生労働省

通常、育児休業の取得は原則1回までですが、子の出生後、父親が8週間以内に 育児休業を取得した場合には、特別な事情がなくても、再度、育児休業が取得で きる制度です。

 

厚生労働省のサイトを見てみると、パパ育休なる制度もできているようです。

 

本来育児休業とは1回きりしか取れませんが、パパ育休というのは出産直後にまず8週間以内の育休をパパが取ったあと、ママが職場復帰するときなどにもう一度パパが育児休暇を取得できる制度のことを言います。



なので出産直後に長期間の休暇を取ることが難しい場合でも、短期間の育休を取っておけば、奥さんが復帰に向けて動き出した頃や、赤ちゃんを連れて外出できるまで大きくなった時、自分の仕事が少し落ち着いた時などに、もう一度育児休暇を取得することも可能となります。

 

自分の場合で考えてみると、やはり赤ちゃんが生まれて直後が奥さんの体調面や育児の点で、一緒にいてあげるのが良いかなと考えていることと、職場にいない期間が断続的にあると職場側もその体制づくりが少し大変になるような気がするので、自分の場合はなるべく出産直後からまとめて育休を取得する方向で考えようと思います。

 

 

私はこれらも加味して、おおよそ半年程度の育児休暇を取得しようと考えています。

 

 

 

 

 

 

いよいよ出産まであと2ヶ月程度となっているので、来月あたりから徐々に会社側と育休を取得する時期や期間について話し合いを持つことになっています。

 

 

その時に向けてこのような国の制度をきちんと理解しておくことで、会社側と自分の家族にとって一番良い方法を検討できることになると思います。

 

 

少しでも男性の育児休暇取得が増えるよう、私もできることをやっていきたいと思いますので、皆様も応援をどうぞよろしくお願いいたします。