ズボラ夫の男性育休 123×222日

1.23生まれの娘と始める男性育休222日の軌跡。京大出たのに専門卒の嫁の尻の下。俺のスゴさはブログで出すぜ!男性育児、男性育休、家族の資産形成、育休中の勉強法、プログラミングについて書きます。

アフターコロナの値段は一部値上がり、その他値崩れ、廃業だと思う

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さて、国内の新型コロナウィルスの状況も少し落ち着いてきました。
経済も徐々に回り始めているといったところでしょうか。

とはいっても少し飲食店に入ってみてもこれまで通りとはいかないようです。
今日はアフターコロナのモノの値段について予想してみたいと思います。
(僕は専門家じゃないので1個人の予想です)

まず、僕は次のような予想をしてみます。

  • 一部人気店のみ値上がり
  • その他は値崩れまたは廃業

一般的にはしばらくは不景気になるというのがおおかたの予想だと思います。
不景気になるとデフレというモノの値段が下がる状態に陥りやすくなります。
そしてデフレになると会社業績が下がり、給料が下がり、税収が下がり、ますます生活が貧しくなっていく『デフレスパイラル』という状態になります。

実際に諸外国の中でもデフレが進んでいるという一部ニュースがありました。
Googleで「コロナ デフレ」とか「コロナ インフレ」といったワードで検索をすると、エコノミストの色んな意見があってアフターコロナではインフレするのかデフレするのかは意見の一致は見ていないようです。

ざっと調べた限りは僕の観点での意見はなさそうだったので、ブログに書いておこうかと思った次第です。
ただ、僕にはなんのバックグラウンドもありませんので参考になるかはしりません(笑)

さて、僕の意見です。
一般的な商売ではお客さんにたくさん入ってもらうよう行動しているわけですが、現状新型コロナウィルスのせいで満席に詰め込むというのが現実的でなくなっていることが過去に例を見ない特殊な状況ではないかと感じています。

たとえば今月開幕するプロ野球
これまでのように5万人詰めかけるようなことはありえないわけで、たとえば1000席だけ売りますとなったらどうなるでしょうか。

これまでは5万人入ることを前提に1席5,000円だったわけですが、1000席しか売らないとなったら値上がりすると考えるのが自然です。

逆にこれまでもガラガラだった地方のマイナースポーツの観戦の場合はこれまでだって三密していなかったわけですから感染のリスクはかなり低いですが、人々が生活に困りだすとスポーツ観戦の余裕もなくなって客足が遠のく可能性が高いです。

そうなると普通は値下げです。
一般的なデフレです。

しかし値下げするといっても混んだら混んだで感染リスクが高まっていくという微妙な舵取りを迫られます。

このあたりが今回の新型コロナウィルスに関してはかなり特殊な状況ではないかと考えており、これがためにこれまでも混雑していたサービスについては値上げ方向、それ以外はデフレが襲ってくるのではないかということです。

以上が僕がいいたいことの全てですが、もう少しデフレの構造を詳しく掘り下げながら考えていきます。

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2000年頃にマクドナルドのハンバーガーが65円になったことを記憶している人も多いのではないでしょうか。

僕は高校生でした。
ハンバーガー5個とか頼んでたような・・

このときも日本は不景気&デフレに苦しんでいました。
(確かこのときも消費増税のあとだったような・・いい加減学習しろよ)

デフレはお客の財布の紐が固くなることも一因です。
数が出ないと販売店は赤字のリスクが高まるため、値下げをして数を出そうとします。

これを理解するためには”固定費分配”の理解をしておく必要があります。

少し難しいかもしれませんが、なるべく簡便に説明します。

まず1つ作るのに100円のコストがかかるハンバーガーを場所代1万円の敷地を借りて販売するとします。
(いったんこれ以外のコストはかからないとします)

仮に100個売れた場合の1個あたりのコストは次のようになります。

ハンバーガー 100円
+
場所代 100円(1万円÷100コ)

合計:200円/個

このように場所代1万円もハンバーガーの販売から賄わないといけないので、場所代も1つあたりにならすと合計ハンバーガー1つで200円のコストとなります。
つまり1個200円以上で売らないと赤字になります。

しかし同じ場所で仮にハンバーガーの値段を1つ120円に値下げしたら1000個売れるとしましょう。

先の計算ではハンバーガーのコストは1つ200円でした。
そうすると赤字でしょうか?

答えはNOです。

もう一度コスト計算をしてみます。

ハンバーガー 100円
+
場所代 10円(1万円÷1000コ)

合計:110円/個

このように場所代の割り勘要員が増えるため、ハンバーガー1つのコストが110円まで下がります。

そうすると1つ120円で売っても利益が出るのです。
これがマクドナルドがハンバーガーを65円に値下げできたからくりです。
(たぶんね)

まとめるとこうなります。

場所代のような固定費は売れようが売れまいが同じだけかかります。
しかし当然そのコストはモノを売って回収しないといけないので数が出ないと1つあたりのコストが割高になっていきます。

不景気時代のデフレ合戦というのは、数が出なくなった分を補おうとして値下げしてコストを維持しようとする意思が働いているということです。

さて、話をアフターコロナに戻しましょう。

これからモノが売れず不景気になっていくとしましょう。
そうするとデフレになるのが一般的な流れです。

しかし、今回少し事情が違うのは、たとえばレストランなんかだと、そもそも感染リスクに配慮してお客さんをたくさん入れることができないことです。

なんとなく主流なのは半分までしかお客さんを入れないという50%まで満席ラインを引き下げる対応だと思います。

そうすると、これまで満席が当たり前だった人気店の場合は上に書いた1顧客あたりに回収しないといけない固定費は一気に2倍になるということです。

そうするとその分利益が削られます。

したがって人気店の場合は利益を維持するために値上げに踏み切る意思が働きます。

一方でこれまでも満席にはほど遠かったような店は満席ラインを50%に引き下げる影響はそこまで出ません。
どちらかといえばさらに客足が遠のくということによる固定費の圧迫が重くのしかかるため、一般的なデフレが発動しやすくなります。

しかし新型コロナウィルスの場合は安くなったからといって気軽に混み合っているお店に行くというのがどうしても抵抗ある層もいると思います。

したがって、値下げしたといっても帰ってこない客層が一定数存在するのではないかということです。

そうすると一定数は潰れていきます。

というわけで僕が冒頭予想したものにいきつくわけです。

  • 一部人気店のみ値上がり
  • その他は値崩れまたは廃業

ではこれが合っている前提でもう少し進めて、どういう業種が値上がりするかを予想して終わりにしたいと思います。

これまでの考え方によると、やはり固定費が重い業種、そしてそれが容易に伸び縮みできないような業種、そしてそれなりに価格競争があった業種がダイレクトに影響を受けます。

そうすると真っ先に思いつくのが飛行機。
飛行機はめちゃくちゃ固定費がかかっています。

人件費も半端ないし、飛行機もめちゃくちゃ高いです。
そして路線によっては新幹線やLCCなど価格競争が激しい業界でもあります。

これがアフターコロナにいきなり満席にするというイメージも全く沸かないです。
したがって、人気のエアラインというのは今後値上がり、そしてこれまでも人気でなかった会社や路線は淘汰されていくのではないかというのが僕の予想です。

同じような観点で考えると影響があるのは次のような業種が当てはまりそうです。

  • 飛行機
  • 高速電車(新幹線など)
  • クルーズ船
  • スポーツ観戦
  • レストラン

以上僕の予想のコーナーでした!
答え合わせは将来のどこかで!!